ウルトラマンネクサスではウルトラマンが位相空間・メタフィー
ルドを展開して飛散したビースト細胞を拡散させないように戦うと
いうのが前半のフォーマットだが、ラフレイア編はメタフィールド
ならではの効用と弱点が描かれるEPになっている。
ネクサスに登場するビーストは倒すだけでなく飛散した細胞まで
徹底的に殲滅する必要があるリアルな設定で、それゆえ防衛組織・
TLTにはナイトレーダーが殲滅したビースト細胞の後始末をする
ホワイトスイーパーと呼ばれるチームまで登場するのだ。
さてラフレイアは人間を炭化させてしまう毒花粉を噴出するの
だが、爆発すると毒花粉が拡散して大変な事になるのでナイトレー
ダーも迂闊に攻撃はできない。
そこでウルトラマンが展開するメタフィールド内で倒すしかない
わけで、ナイトレーダーが搭乗するクロムチェスターを合体させた
ストライクチェスターでメタフィールドへの突入が可能になる。
ところがダーク・ファウストはメタフィールドを自らが有利な
闇の位相であるダーク・フィールドに変換できる能力があるため、
ラフレイア戦ではウルトラマンにメタフィールドを展開させてか
ら登場しダークフィールドに変換してウルトラマンを挟撃すると
いう作戦を立てたのだった。
この作戦は ほぼ成功したかに思われたのだがナイトレーダーが
ストライクフォーメーションを駆使してメタフィールド内に突入
までは想定内だったものの、ウルトラマンとナイトレーダーで息の
合った連係プレーができるのは計算外だったに違いない。