ミスター・ドラキュラ死す

名優クリストファー・リーさん死去 93歳『ロード・オブ・ザ・リング』サルマンなど

　昨夜ネットのニュースに俳優のクリストファー・リーが93歳で亡
くなったという記事が載っていた。

　クリストファー・リーといえば何と言っても吸血鬼のドラキュラ
伯爵役が有名だったし、実際 子供の頃は母親がホラーものが好き
だった事もあって吸血鬼ドラキュラはよく見ていたのだが氏の姿を
見るとムチャクチャ怖かったのを覚えている。

　考えてみればドラキュラは他の俳優も演じていたのだろうしオリ
ジナルの姿は氏とは違うのだろうが、あまりにもドラキュラ役が嵌
り過ぎていた事から氏以外のドラキュラはピンと来なかった。

　このようにクリストファー・リー＝ドラキュラというイメージが
染み付いていた時にドラキュラ以外で初めて見たたキャラが007・
黄金銃を持つ男で、007を執拗に追い詰める黄金銃を持った殺し屋
フランシスコ・スカラマンガだった。

　ドラキュラ役では今ひとつ気付かなかった190㎝を越える長身が
007を演じたロジャー・ムーアと比べると一層引き立っており、独
特の不気味さを併せ持っていたのだ。

　そしてスターウォーズのＥp2：ATTACK OF THE CLONESから
シス側のドゥークー伯爵として登場して、特にEp2では1人でオビ
＝ワンとアナキンの師弟コンビと戦いアナキンの右腕を切り落とす
などを圧倒する強さを見せたのだった。

　ちなみに吸血鬼ドラキュラで吸血鬼ハンターのヴァン・ヘルシング
博士を演じたピーター・カッシングもグランド・モフ・ターキン総督
としてEｐ4に出演しているので、ドラキュラの名コンビが揃ってス
ターウォーズに出演したのかと妙に嬉しかった。

　他にも三銃士のロシュフォール伯爵やロード・オブ・ザ・リングのサル
マンなどインパクトの強いキャラを演じていたわけで、悪役こそ演技
力が要求されるというのを実感させてくれた俳優の1人だった。