ウルトラマンネクサスEP35:反乱で瑞生から憐がホワイトスイーパーに拉致
された事を知った孤門は、憐も姫矢と同じくビースト振動波を照射してウルトラ
マンの光を抽出する実験台にされると判断してコマンドルームに戻ってデュナ
ミスト実験室の検索を始めたのだが当然ながら場所の特定は難しい。
そこで石堀がアナライズ担当ならではの技で実験室を特定するシーンを見ると
(この時期としては・・・)石堀もTLT上層部への不信感は持っていたようだ。
つまりEP33でTLT北米本部の情報をダウンロードして新宿でのビースト・ザ・
ワンとウルトラマン・ネクストとの戦いを知ってから、隊員達は一応‘TLTの記憶
処理がビーストやウルトラマンに関する事のみしかできない’という水原沙羅の
説明で納得はしていたものの松永管理官への不信感というものは拭いきれない
でいたはずだ。
思えばナイトレーダーは凪副隊長と孤門、石堀と詩織がペアで隊長が まとめる
という体制だったし隊長の意識は新人である凪・孤門ユニットの方に重点が行く
ケースが多く、石堀がアナライズ担当という事で詩織とのユニットは後方支援的な
性質が強い。
となれば石堀・詩織ユニットは隊長や凪・孤門ユニットの行動を後ろから見たり
話を聞いているので他の3人よりも管理官を含めたTLT上層部への疑念は多い
だろうし、凪・孤門ユニットに隊長達が出動している間に特に石堀はコマンドルー
ムでTLT上層部の情報を検索していた可能性が高く、実際プロメテウスプロジェ
クトの概要も孤門よりも詳しく知っていた。
だからこそ憐と行動を共にしている孤門よりも、そちら方面からの情報で憐の
アポトーシスに ついても先に知っていたのだろう。
だから孤門が憐の収容された部屋を検索し始めた時に石堀が協力したのも
TLT上層部への不信と、デュナミストである憐の余命が短いという事情を知って
いたからゆえの ものだったのだろう。