週刊少年マガジンで89年以来連載されているボクシングマンガ
・はじめの一歩が、先週の27号から2週続けて作者の森川ジョージ
氏の体調不良のため休載となっている。
はじめの一歩自体は面白いので毎週楽しみにしているのだが最
近は妙にページ数が短かったり休載が多いのがタマに傷だったわ
けで、どうやら森川氏も51歳と50代になった事から体力的に厳し
くなっているのかもしれないと思う。
はじめの一歩の連載が始まったのは89年だから足掛け28年にな
るのだが主役の幕の内一歩だけでなく先輩の鷹村守にライバルの
宮田一郎、ジムの先輩である木村達也や青木勝らの試合まで丁寧
に掘り下げて描いてくれているので凄く読み応えはある。
ただし長く続くという事は作者自身が歳を取るわけで体力も落
ちて来るため、今回のような体調不良による休載というケースが
出て来る。
長寿作品といえば昨年75年以来の連載を終えたこち亀のような
1話完結なら休載になっても大した影響はないのだが、一歩のよう
に試合の最も盛り上がる場面で休載となると読んでいる我々もイ
ライラしてくるわけだ。
故・ちばあきお氏がプレイボールを体調不良によるドクタース
トップがかかり途中で終わらせて再開するはずが、逝去したため
未完になっていたのを おれはキャプテンの作者・コージィ城倉に
よってプレイボール2として続編の連載を始めた事が話題になって
いるように名作ほど物語の結末はハッキリさせて欲しいもの。
今のままでは下手すれば完結できずに未完に終わる可能性もある
ので決して歓迎すべきではないが、本宮ひろ志がやったように時系
列を飛ばしてでも作品のテンポを上げる必要もあるのではないかと
思ってしまう。