93年5月16日J リーグ＆プロ野球W観戦

　14年前の今日、93年5月16日は広島で昼間にJリーグ
開幕戦の広島vs市原戦を観戦し、夜は広島vs巨人戦を
観戦するというサッカー＆野球のW観戦をした日である。
　この2年前の91年に東京在住の大学生の友人が「広島
vs巨人戦を行きましょう」と電話をかけてきた。
　広島に帰省し翌朝一番の新幹線で戻るというのだ。
　その友人Ｗ君からまたしても誘いがあったのだがドタ
キャンされたものの、せっかくだから1人で行く事にし
たのだ。
　ちょうど前日サッカーJリーグの開幕戦・川崎vs横浜
が行われ、この日は他の4試合が一斉に行われていたの
だ。当時Jリーグは水曜と土曜日開催だったので日曜に
行けるのは今回をおいてない、前売りチケットは買って
ないがダメ元で行く事にした。
　10:00過ぎに広島市民球場で当日券を買い、その足で
空港近くの広島スタジアムへ行く。
　ここは前年行われたアジアカップのセミファイナルで
中国相手に点の取り合いの末に3－2で勝ってファイナル
進出を決めた会場だから感慨深かった。
　チケット売り場に行くと、なんと当日券があるではな
いか！大喜びで購入し観戦。
　開始1分でいきなり広島の風間八宏が決めて日本人の
Jリーグゴール第1号を見る事ができた。
　市原もパべルが決めて一旦追い付くが残り10分で小島
が決めて勝ち越し2－1でホームの広島が初勝利を挙げた。
　一方市原には出場するか微妙といわれたピエール・リト
バルスキーがしっかり出場しゴール前でシュートに絡ん
だかと思うとDFラインの手前まで下がって守備をするな
ど驚異的な運動量が目についた。
　ちなみにパベルの同点ゴールのお膳立てもリティだった
のだ。このリティが14年後の現在福岡の監督になるとは
当時とてもじゃないが想像できなかった。
　16:00に広島スタジアムを出て路面電車で市民球場へ。
　既に外野スタンドは埋まっていたが2年前に比べてジャ
イアンツファンの数が多い、やはり長嶋監督就任と松井
秀喜の加入が影響しているのか？
　試合はジャイアンツが桑田、広島が望月の先発で始まり
桑田が1回にいきなり前田から2ランを打たれるなど6回を
5失点。7－1で迎えた9回にジャイアンツが反撃し2アウト
から元木がフェンスギリギリに入る‘広島ホームラン’の
3ランで1点差まで追い上げる。
　ここで場内の松井コールに押されるかのように、松井が
代打でコールされるが広島もクローザーの大野豊を登板さ
せたので松井が引っ込み大久保が登場。
　大野が貫禄を見せて大久保を三振に討ち取り7－6で広島
が逃げ切ったのだった。
　ジャイアンツが負けて悔しい事は悔しかったが、元木の
ホームランも見れたしチケット代の元は取れた内容の試合
だったので他のジャイアンツファンも満足げに帰っていっ
た。
　その後またしても路面電車に乗り込んで広島駅に行き、
最終の新幹線で小倉に着くと車で帰宅した。時間は1:00。
　翌日は早朝野球だったので日帰りというハードスケジュ
ールになったのだ。
　それにしてもサッカーと野球をWヘッダーで観戦できたの
は運がよかったし、当然それからW観戦はない。