キングギドラが熱線を発射?

 昭和ゴジラ最大のライバルは宇宙怪獣キングギドラだろう。

 身長100m、体重3万tという圧倒的なサイズを誇り最大の武器は
3つある首の口からは引力光線を発射し、デビュー作の三大怪獣地球
最大の決戦では幼虫モスラを一撃で吹き飛ばす威力を見せる。

 高度な金星の文明を3日で滅ぼしゴジラ・ラドン・モスラが束に
なってかからないと撃退できないぐらいの圧倒的な力を誇っていた
わけで、ある意味画期的な怪獣ではあるが口から発射される引力光
線というのが文献によっては‘引力光線や熱線に反重力光線を発射
する’という記述があった。

 キングギドラが口から発射する稲妻状の光線が建物などに当たる
と破裂するかのように爆発するわけで、光線を浴びた部分が無重力
状態になったように見えるため引力光線とはよく付けたと思ってい
たのだが先述したように‘熱線など吐いているのか?'と思っていた
ら怪獣大戦争でそういう描写があった。

 怪獣大戦争でX星人に操られたキングギドラはゴジラやラドンと
街を襲撃するのだが、その時に確かにキングギドラを攻撃する戦車
の1台がキングギドラの光線を浴びると本来なら爆発するはずが熱
線でドロドロに融けているシーンがあるのだ。

 実はキングコング対ゴジラでベーリング海を南下したゴジラがソ
連軍基地を襲撃した時に戦車隊に熱線を浴びせてドロドロに融かす
シーンがあり、これを怪獣大戦争のシーンに流用しているのが後に
ビデオで見直すと分かるものの当時は そういう形で見返す事はない
ためキングギドラの3つある首の1つから熱線を発射したように見
えたという事か。

 つまり‘熱線を発射’という記述はライブフィルムゆえの副産物
だったという事になるのだろう。

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