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ミュンヘンの栄光に泥を塗り続ける男子バレー

日本男子、12戦全敗=バレーWリーグ(時事通信) - goo ニュース

 ロンドン五輪の出場権獲得に失敗した男子バレーは、アジア予選兼最終予選
の前から行われていたワールドリーグで12連敗と全敗して植田ジャパンの全
日程を終えた。


 ワールドリーグでは日本はロシア・セルビア・キューバ相手に それぞれの
ホームで3試合づつ合計12試合行うというスケジュールだったのだが、12戦
全敗なのだから呆れてしまうし日本ラウンド終了後に行われたアジア大陸兼最終
予選で敗退して植田監督が辞任を表明したにも拘らず指揮を執り続け、メンバー
も全く替えなかったというのだから話にならない。


 聞くところによるとキューバは若手主体だそうで、そのキューバ相手にアジア
大陸兼最終予選で戦ったメンバーで1勝もできないのだから最大の目標だった
ロンドン五輪出場権を取れずに監督も辞任の意向を示した消化試合で選手の
モチベーションも落ちているのは
明白だ。

 そういったメンバーで行くよりも せめて今から4年後を目指すという姿勢を
見せて若手中心で実戦経験を積ませる方が大事なのかと思うが、辞任を決めた
首脳陣で臨んでも対戦相手からナメられるだけ。


 サッカーでは89年のイタリアW杯アジア1次予選で横山謙三監督率いる日本
代表が平壌での北朝鮮戦で敗れて敗退が決まったにも拘らず、責任の所在も
曖昧なまま横山監督が続投し無意味な南米遠征などを行うなどやった事が
あった。


 今となっては こんな事をやればサポーターやマスコミから袋叩きになるのだ
ろう事を男子バレーはやっているのだが、悲しいかな世間から完全にを見捨てて
いるというかロンドン五輪まで1ヶ月を切っているので無視されているのでワール
ドリーグ12連敗といっても無関心になっている。


 それをいい事に‘世界を知っている外国人監督を’という心あるファンの声を無視
してプロを拒否した張本人の中垣内祐一あたりを代表監督に据えようとしている
のが目に見えているのだから話にならない。


 先週発売されたNumber806号に「五輪出場を逃した理由」というコラムがあり、
その中で男子強化委員長は
‘日本独特のリズムのあるバレーを外国人に教えられるか疑問
だし来日する家族
達の面倒を見らないといけないから財源の
問題に・・・・’

と資金難を理由に外国人監督招聘を否定している。


 しかしロクでもないジャニーズタレントを呼ぶカネがあるなら そちらに使うべき
ではないのかと突っ込みたくなるし、何より有能な監督を招聘するというのが
バレー協会のやる気を示す最大にして最高のアピールになるのに・・・・と思う。


 98年の世界選手権で開催国にも拘らず2次リーグで全敗でベスト4に残れず
当時の監督だった寺廻太はTV解説の大古誠司から
‘ミュンヘンの栄光に泥を塗った’と酷評されて
いるが現在の植田辰哉監督、森田
淳悟強化
委員長にこそ この言葉が相応しい!


コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
覚えておくがいいよ~ 一途に燃えた日を~ (柴田真紀)
2012-07-02 00:30:54
森田淳悟氏と言えば、
一人時間差
の生みの親、
ミュンヘンメンバーの生き残りではないですか~!?
そんな方が、そんな采配をしているなんて、
天国の松平先生、猫田氏、南氏が嘆いておられるでしょうね~
 
 
 
そこなのですよ (こーじ)
2012-07-02 23:27:57
>柴田真紀様
 大古・横田と並ぶビッグ3の1人でしたからね。
 田中幹保監督の時は越権行為とも思えるぐらいの
干渉をしていたのですが、身内には甘かったという事でしょうか。

 ホント松平氏が草葉の陰で泣いてますよね。
 
 
 
ミュンヘンの栄光はもうええやろ (なおや)
2012-07-06 12:38:45
ミュンヘンの栄光に泥を塗ったのは、寺廻太や植田辰哉より、いいメンバーが集まって戦力が充実した時に、協会のゴタゴタで無責任に監督を辞任した大古誠司、本人じゃないか。

もうミュンヘンの栄光を語るのはやめようや。参加国も勢力図も全然違うんやから。

 
 
 
それはいえますけど (こーじ)
2012-07-06 23:04:16
>なおや様
 ミュンヘンの時とは全く事情が変わってますけど、
それに対応できてない協会の頭の固さが一番のガンだと思ってます。

 もとはといえばプロ化に選手達が反対したというのがボタンの掛け違いではないでしょうか。

 大古はプロ化を主張した松平氏を追い落とした協会に抗議する形での辞任ですが、せめてアトランタの代表権を獲得してから・・・とは思ってましたが。
 
 
 
現在も未来も世界の流れも見えないJVA (ただのスポーツ好き)
2012-07-07 17:54:25
どうして日本の競技団体は過去の栄光にすがってばかりで、現在も未来も世界の流れも見えないんですかね?現在の日本バレーボール協会(以下JVA)が過去の栄光(ミュンヘン五輪金メダル)にすがり続けるように、かつての日本サッカー協会(以下JFA)も同様に過去の栄光(メキシコ五輪銅メダル)にすがり続け、こーじさんがお書きになった横山謙三も「メキシコ組」の1人で(他に代表監督になったメキシコ組は、渡辺正と森孝慈)、まるでJVAが「ミュンヘン組」を代表監督に就任させていた構図と全く同じでした。
横山監督が続投したのは、当時は横山監督が強化委員長を兼任していたためJFAには横山監督を客観的に評価できる人物が不在という現在では考えられない理由があったためです。
ただ当時、この結果に危機感を持った人材が日本サッカー界にいたことが後の日本サッカー界の隆盛につながりました。FIFAのアベランジェ会長から「21世紀初のW杯をアジアで」という構想の打診を受けていたため、代表チームの強化は必然の条件となったことも追い風になりました。今のJVAには危機感を持った人材はいるのかどうか・・・。サッカー同様に2020年の東京五輪開催でも決まらない限り選手強化は無理だと思います・・・。



 
 
 
アマチュアの限界ですが (こーじ)
2012-07-07 23:10:42
>ただのスポーツ好き様
 やはりこれがアマチュアスポーツの限界でしょう。
 
 実はサッカー協会もプロを嫌う一派は多かったようですし、事実98フランスW杯で3連敗した岡田監督を彼らは続投させようという姿勢だったようですけど世論の反発と岡田監督自身 辞任の意思が固かったので事なきを得ましたけどね。

 バレーの場合はサッカーのW杯にあたる世界選手権よりも五輪の方が価値が高いので、そこが いかんともしがたいですよね。

 
 
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