ウルトラマンがダメでも地球怪獣がいる！

　ウルトラマンガイアEP50・地球の叫びでは、巨大な光る天使・ゾグが降臨
してカイザートビシなどを消し去ってエネルギーを消耗したガイアとアグルに
エネルギーを補給したうえで弄ぶようにガイアとアグルを圧倒して倒すと光
エネルギーを奪い取った。

　我夢と藤宮に戻ったところが世界中にTV中継され人類は絶望するが、
ティグリス・ゴメノス・ゾンネル・ギール・シャザックにミズノエノリュウが現れ
カイザートビシと戦い始めるシーンで終わる。

　かつてウルトラマンと戦った地球怪獣達が地球のピンチに次々と現れカイ
ザートビシと戦い始めるシーンはカタルシス満点だ。

　破滅招来体はイナゴの群れで あらゆる通信システムをダウンさせていた
が、TVの回線だけは使えていた。
　これはウルトラマンがゾグに倒されるシーンを世界中に流して人類を絶望
させようという企みで 実際に これは成功する。

　こういう時に従来のウルトラならウルトラ兄弟が助けに来るというのが
定番だが、平成ウルトラでは そういう設定はない。
　しかしウルトラ兄弟がエネルギーを持ってくるよりもインパクトが強かった
のが今回の地球怪獣達の出現。

　かつてガイアやアグルと戦った地球怪獣達が自らのテリトリーを守るため
立ち上がって根源的破滅招来体と戦い始めるというのはキン肉マンなど
では よくあるパターンだったが、ウルトラでは私の記憶する限り覚えがない。 　

　東宝のゴジラシリーズでは昭和ゴジラの三大怪獣地球最大の決戦あたり
から宇宙から来襲したキングギドラから自らのテリトリーを守るためという
大義名分でゴジラやラドンらが力を合わせて戦うという設定があった。　

　今回のガイアは、このパターンだ。

 　とはいえ地球怪獣だけで根源的破滅招来体を倒せるとは思えない。
　というワケで最終回は、ガイアとアグルをどうやって復活させるかという
のが最大のテーマになる。