大相撲のジレンマ

 昨日から巷を賑わせている時津風部屋の弟子リンチ死亡
事件の話を聞いて’ついに来るべきモノが来たか’と思った。
 昨今の日本人の若者の基礎体力を考えると、昔の稽古法が
そのまま通用するのだろうか?と考えていたのだ。
 しかも’しごき’付きの稽古である。
 
 最近の日本のプロスポーツでは、海外から最新のコーチング
理論が入って来ている。
 そして相撲の伝統的な’しごき’付きの稽古は、世界の潮流
から取り残されているのだ。
 
 では相撲の伝統的な稽古が全くの時代遅れか?というと意外
にそうでもない。
 柔軟な膝関節や股関節を作るには、四股踏みをはじめとした
稽古はあらゆる競技に適応できる。
 
 欧米では、あらゆる要素を貪欲に吸収してレベルアップして
いこうとする傾向が強いが、日本は自分のやり方こそが全て正
しいと排他的になりがちだ。島国根性というべきか。
 
 今やどんな競技でも生き延びるには国際化は避けられない。
 柔道に起こっている事が相撲にも起ころうとしている。
 伝統を守る事は大事だが、前時代の遺物のような’しごき’
稽古などは言語道断だ。
 イマドキの若者は頭がいいので、上意下達のみがまかり通り
最新の理論を受け付けない競技には進まない。
 高校野球でも精神野球を看板にしている伝統校は最近旗色が
悪いのも同じ理由だろう。
 だからといって相撲の伝統的な要素を捨ててしまえば、相撲
ではなくなる。
 そこいらが大相撲のジレンマとなっている。
 どう折り合いをつけていくか、注目だ。 
コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
何かがあったから (屯田兵)
2007-09-28 16:25:37
しごいた、だけどあれは

北の湖は逃げてばかりというか、酷いよね



双津竜 見た目優しい人には見えるが ビールびんで殴るなんてプロレスじゃないのだから



横審とかいろんなお偉方ね集まりだから裏からウヤムヤになんて

考えられませんか?
 
 
 
それと (屯田兵)
2007-09-28 17:50:23
亡くなった彼が部屋で何したかは知らないけど、

兄弟子は金属バット親方はビールびん、それで肝心の親父サンが「もう少しがんばれじゃ」亡くなった彼



まじかわいそう。
 
 
 
今回だけは、ちょっと (こーじ)
2007-09-28 23:55:14
>屯田兵幸雄様
 さすがにビール瓶や金属バットは、教育的指導にならないでしょう。
 理事長の無能さも、朝青龍騒動で露呈してますからね。自浄能力ゼロでしょう。
 
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