希望が打ち砕かれた抽選日

 今から28年前の今日、81年6月26日は夏の甲子園大会の福岡県予選の
抽選日。

 この時期は梅雨の真っ最中で雨が多く、この日も雨が降ったためグランド
が使えず室内練習になった。
 室内練習の場合は18:00前には練習が終了、というワケで18:30には帰宅
した。
 そして夕食を食べながら福岡県予選の組み合わせ抽選の結果を知る
ために夕方のローカルニュースを見ていた。

 アナウンサーが‘とりあえずシード校の初戦の相手だけ’ と言いながら
初戦の対戦カードが画面に映る。
 そして‘シード校の八幡大付は開幕戦で西田川と対戦です’
アナウンサーが言うではないか! 

 あ然とした私は思わず箸を落としてしまった。

 ‘や、八幡大付・・・・・・・・・!’

 ハッキリ言って私が在籍した3年間の中で我々の世代が夏の大会前の
成績は14勝9敗と最も良かった。
(1年の時は2勝10敗、2年の時は11勝10敗)

  だから‘最低でも決勝大会の代表決定戦、あわよくばベスト16で争われる
決勝大会進出’を目指していたので、夏の大会は過去2年続けて初戦敗退
だったという事もあり1勝はできるだろうと思っていた。
 それが あろう事か八幡大付とは・・・・・

 八幡大付は現在は九州国際大付と校名が替わっていて、82年夏以来
甲子園から遠ざかっている。
 当時の八幡大付は全盛で福岡県北部では最強のチーム。

 我々が1年の79年夏に甲子園出場していて当時1年で1イニング投げた
投手がエースで、翌82年の春夏連続出場する2年生主体のチームだった
のだ。

‘そんなチームと初戦で当たるとは!’と愕然。

 上杉謙信が夕食中に武田信玄の死去の報を聞いて思わず箸を落としたと
いう故事があったが、ある意味それに近い心境だった。

 更に我々をガックリさせたのがグループの組み合わせ。
 八幡大付以外なら勝てそうなチームばかりで、勝ち上がり予想でも


「このグループは八幡大付の優位動かず、波乱を起こすとしたら
初戦で対戦する西田川」

という記事ばかり。

  実は2年の時のチームは格下相手に手こずるものの格上の相手にも食い
下がって善戦していたのに対し、今年のチームは戦績こそ勝ち越している
ものの格下には確実に勝つが格上相手にはコールド負けが多かった。

 だから翌日から練習に臨むモチベーションが急降下したのは

言うまでもない・・・・・・ 

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