反射衛星砲の効果的な使い方は2199の方

 宇宙戦艦ヤマトにおける最初の山場は冥王星基地の攻防戦である事は間違い
なく、ここを叩けば地球に遊星爆弾を降らされずに済むしガミラスサイドは
地球侵略拠点を潰される事を絶対に避けなければいけない。

 ここで本来なら冥王星沖海戦のように戦艦以下大艦隊で包囲して集中砲火を
浴びせればと思うのだが、ガミラスの迎撃作戦は旧作や2199でも艦隊決戦より
反射衛星砲でヤマトを撃破しようとしていた。

 反射衛星砲は第2次大戦中にドイツ軍が使用していたナバロン砲のような
大口径砲だったわけで、ガミラスにとっては初の兵器だろう。

 旧作では新たに導入された兵器という設定になっていたが2199では遊星
爆弾の
発射起動システムで、これを対ヤマトに流用した形になっている。

 しかも旧作の場合は反射衛星砲の射程内に誘導するためにガミラス艦隊と
大型ミサイルで攻撃するのだが、黙っていても冥王星にやって来るヤマトに
対して結果的に かなりの数の艦を失っているのだから決して効率のいい作戦
ではない。

 それを2199では いきなり死角から襲撃されたわけで全くの奇襲を受け、
どこから攻撃されているかも分からないまま冥王星の海に沈む事になるのは
第2次大戦中にレーダーを持たない日本海軍の水雷戦隊がアメリカ艦隊の
レーダー射撃を受けて反撃する間もなく沈められていったのと被るわけだ。

 

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コメント
 
 
 
この戦いの欠点 (こうちゃん)
2013-11-08 00:21:35
この戦いは、2199では反射衛星砲は遊星爆弾の発射システムだったわけですが、ガミラスサイドとしては武器に転用するのは良い事ですが、発想の転換で転用した武器としての欠点としては、どれだけの効力があるか、欠点があるかを確認しなかった事と複数のシステム(砲台)を持たなかった事、中継衛星を持たないと十分機能しない点、手持ちの艦隊を展開しなかった点が挙げられると思います。ヤマトクラスの模擬戦艦でもこさえて効力を確認していれば、ヤマトが冥王星に来るまでに改良する事が出来た可能性があっただろうし。でも、最大の欠点は中継衛星を起動させる指令電波を感知された点でしょう。攻撃の瞬間を読まれ、策敵中の戦闘機に位置を知らされて三式弾を打ち込まれたんですからね。また大砲の魔力に酔わされた者は呆気なく足元を救われる、いつの時代にもあるものですね。だって戦うのは常に人、ですからね。
 
 
 
そういえば (こーじ)
2013-11-08 22:32:24
>こうちゃん様
 そういえば南部が波動砲を撃ち込めば一発で終わるのにと言っていたのを思い出しますが、シュルツらの考えは南部的なものだったのでしょうね。

 とりあえずこの時期のガミラスは地球を劣等種族として上から目線で見下してましたから、よもや一隻の戦艦ごときに負けるはずはないと思っていたのでしょう。

 だからこそ反射衛星砲の攻撃のみで粉砕できるものと考えていてもおかしくありませんし、指令電波を感知できるなどとも思ってなかったのでしょうね。
 
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