スクールウォーズは実話+大映テイスト

 9月からBS‐TBSで7:00からOAされていたスクールウォーズが、
先週いっぱいで終わった。

 スクールウォーズは40年前の今頃OAされていた大映ドラマで、
80年度の第60回全国高校ラグビー優勝校・伏見工をモデルにした
小説・落ちこぼれ軍団の奇跡を大映ドラマ風にアレンジした作品。

 実際この時の優勝メンバーの中に後の日本代表選手である平尾
誠二や大八木淳史らがいたし当時は大学ラグビーが人気を博して
おり、TBSも系列局である大阪毎日放送が制作し全国中継していた
頃から当時の決勝戦の映像なども使っているからラグビー好きにも
喜ばれラグビーライターの大友信彦氏など再放送を希望していた。

 とはいえ山口百恵の赤いシリーズなどに代表される大映ドラマ
テイスト満載で、やたらと大げさな描写や
人間関係などがややこ
しかったり人が死ぬ場面も多く登場する。

 何といっても窓ガラスを割り続けたり廊下や校庭をバイクで走り
回ったりなど校内暴力などのシーンのOPに、
学園の荒廃に戦いを挑
んだ熱血教師たちの記録’というナレーションが入る。

 また岩崎良美演じる女子マネージャーが実際には存命なのに事故
死したり、梅宮辰夫演じる中華料理店の店主が事件に巻き込まれて
死亡しているが実際には癌で亡くなるなど濃い目の脚色で味付けす
る大映ドラマテイスト満載である。

 とはいえ当時の実際の関係者を彷彿させるようなキャラが、度々
出演しており当時からラグビーを見ている者達には嬉しい作品だ。

 東映のヒーロー作品である仮面ライダーやデビルマンなど石ノ森
章太郎や永井豪の原作は暗い内容が多いので、これらを忠実に映像
化したら人気は出なかったのだろうが時代劇的な展開が得意な東映
テイストがミックスされてヒットしているのと被るのである。

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