スポーツファンにマスコミの ごまかしが効かない時代になった

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/hochi/entertainment/20191108-134-OHT1T50112

 先週行われたボクシングWBSSバンタム級決勝の井上尚弥ー
ノニト・ドネア戦の視聴率が、平均15、2%を越えたという記事
が載っていた。

‘モンスター’といわれる井上だがTV視聴率的には2桁というのは
意外に少なく、試合が早く終わり過ぎるがゆえという要素もあっ
ただろうがようやく正当な視聴率が出た感じになっている。

 それにしても今年の秋はラグビーW杯を中心にスポーツのビッグ
イベントが目白押しだった一方でTVの視聴率はラグビーW杯では
日本代表の試合だけでなく外国勢同士の試合まで高視聴率を挙げ
たのに対し、バレーボールのW杯やプロ野球日本シリーズは視聴
率的に完敗するなど明暗が分かれた形になっていた。

 これを見ているとスポーツファンだけでなく一般のライトな視聴
者達までが、マスコミの悪質な煽りに騙されず本物志向になってい
る事が分かるのだ。

 ボクシングの視聴率低迷は運営している主要団体が2から4に増
えただけでなく‘暫定’や‘名誉orスーパー’王者が乱立し誰が本当に
強いのか分からない状況の中、ボクシング界のトップが‘とりあえ
ず世界王者になれば’という昭和的な価値観で質の低い世界戦を乱
発させた煽りで圧勝すると対戦相手の質を問われる事態になって
いたのが大きい。

 だから本当に凄い井上の評価が不当に低かったというのがある
わけで、今回はWBSS決勝という看板が視聴率アップに貢献して
いるのは当たらずとも遠からず。

 バレーボールのW杯も‘W杯’と名乗ってもバレーボールの世界
でW杯は、五輪と世界選手権に次ぐ3番目のタイトルだからとい
う事が知れ渡っているというのがあるだろう。

 日本シリーズの視聴率不調は本当の意味での世界一を決めるラ
グビーW杯の裏番組なった形で、世界一を決めるイベントの前で
は日本一というのは価値が低くなった事以外のなにものでもない。

 こうして見ているとスポーツファンの目が肥えているので最早
マスコミが煽っても騙されないし、世界一を目指すレベルの戦い
でなければ視聴率は取れないという事になっているのではいかと
思うのだ。

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