歴代防衛チーム隊長の印象的な場面は

 ウルトラをはじめとした円谷作品には必ずと言っていいほど防衛
チームが登場するのだが、先日亡くなった中山仁氏が演じたUGM
のオオヤマキャップは35歳という設定からか戦闘機操縦の腕や射
撃の素晴らしく前線に出動して戦うタイプの隊長だった。

 基本的に隊長というのは作戦室から指令を出すというイメージ
だが、円谷作品では意外にも前線に出て行って指揮するタイプが
多く特に昭和作品では隊長自らというパターンが目に付く。

 具体的には普段は単独で戦闘機を操縦しないキリヤマ隊長が盟友
のクラタとの連携でアイロス星人宇宙船を撃破したり、単独でホー
ク1号を操縦しアイアンロックスを撃破するシーンは‘隊長の腕は凄
い’と子供心に思ったものだ。

 第2期になると途中からMATの隊長に赴任した伊吹隊長が初登場
でMATアロー2号でニューヨークから飛来し、素晴らしい操縦テク
ニックでゴキネズラの吐くプラスチック溶解液を逆に浴びせウルト
ラマンを援護するだけでなく最終回は人質の次郎とルミ子を救出に
行って等身大のバッド星人に投げナイフを突き刺し救出に成功する
など高い戦闘能力を見せた。

 またTACの竜隊長もヒッポリト星人編でカプセルに入って自らの
幻を出す星人に肉薄し細胞破壊銃で攻撃し、足場が崩れながらも星
人のカプセルを破壊して星人を白日の下に晒す事には成功する。

 平成に入るとGUTSのイルマ隊長やXIGの石室コマンダーは作戦
室でどっしり構えるタイプだったが、ムナカタ副隊長や堤チーフら
が前線で指揮を執っていた。

 またスーパーGUTSもヒビキ隊長は普段は作戦室での指揮がメイ
ンで前線にはコウダ副隊長が赴くというパターンだったが、ヒビキ
隊長はスヒューム編でレイキュバスの冷凍ガスで氷漬けになってい
たダイナを救うためガッツイーグルβに搭乗しレイキュバスを攻撃
すると撃墜するために発射された火炎弾を外して氷漬けのダイナを
復活させるという凄腕も見せている。

 こうしてみると歴代の隊長は単なるデスクワークタイプではなく、
いざという時には戦闘機を操縦して怪獣や敵の宇宙船と交戦するだ
けの腕を持っているのが分かるし隊長自ら出動するEPというのは
盛り上がるケースが多い。

 

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