城所龍磨の交流戦MVPに思う

MVPにソフトバンク城所=プロ野球交流戦

 今年のプロ野球交流戦のMVPに優勝したホークスの城所龍磨が選
出されたようだ。

 何せ交流戦の打率が.415と交流戦首位打者でHRが5本に12打点と
いう素晴らしい成績だし、12日のジャイアンツ戦での2打席連続HRや
19日のタイガース戦では満塁HRを放つなど試合の流れを手繰り寄せ
る一打が目立っているなどMVPとしては文句のない数字だ。

 面白いのが城所龍磨はプロ入り13年目にしての開花というものだ。

 城所は高校時代に中京の1番打者として2年夏と3年春に甲子園出場し
共に1勝しているのだが、その相手が02年夏は柳ヶ浦で03年春は延岡
学園といずれも九州のチームだから見る機会が多くホントによく打ち
まくっていたのだった。

 1番ながら初球からガンガン振って面白いようにヒットを打つだけで
なく長打も打てて俊足強肩に守備も上手いわけだから当然プロの評価も
高く、ホークスが03年のドラフト2位で獲得した時は即戦力の投手ばか
り取っていた時代だったからこそ‘いい選手を取ったな’と思ったの
だがプロに入ると俊足や強肩の方ばかりが目立つものの売りものだった
打撃の方は今一つだったため守備固めや代走要員という形の出場が殆
どだったのだ。

 たまに打席に入ったのを見るとヒットという結果を求めるあまり
当てるだけのバッティングが目立っていたから、怖さがない選手と
いうイメージに成り下がり‘そろそろ活躍できなければ来年あたり
クビかも’と思われていたのだが今年の6月3日に2番ライトで先発
してから打ち始めたのだから分からないものだ。

 03年選抜の高校野球特集号の注目選手では1P目にダルビッシュ有
と並んで掲載されていたのだから かなりの才能があるのは知られて
いたし、だからこそ ちょっとしたコーチの提言で生き返る事もある
わけだ。

 もっとも研究されてマークされた中でこれまでのように打てるか
どうかは未知数だが、短期間とはいえこれだけ確変するという例も
珍しいのは確かではある。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 集中豪雨で遂... マカロニウエ... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。