一昨日BSプレミアムで星空の用心棒がOAされていた。
マカロニウエスタンのスター:ジュリアーノ・ジェンマ主演の
作品で子供の頃から合わせて10回は見ているし、BSでも最近
度々OAされたばかりだから‘何分ぐらいに○○が起きる’的な見
方ができるのだ。
それにしてもマカロニウエスタンというのは主役が流れ者で
辿り着いた先に対立する土地の有力者がいたり、悪徳有力者と
保安官や軍隊の将軍が結託していたりメキシコのゲリラのよう
な連中が登場し民衆は虐げられているというパターンが定番だ。
そして主役は必ずといっていいぐらい敵に捕まってリンチに
遭って痛めつけられるというのも‘お約束’である。
だからジョン・ウエインらが主役の正統派西部劇とは一線を
画しておりBGMも哀愁漂うメロディが多く、けっこう耳に残って
いるわけだ。
こうして見ていると正統派の西部劇が時代劇でいえば水戸黄門
や遠山の金さんなどに対して、マカロニウエスタンは子連れ狼や
座頭市に木枯し紋次郎や必殺シリーズという位置づけになるのだ
ろう。
だから萬屋錦之助や勝新太郎がジュリアーノ・ジェンマやフラ
ンコ・ネロにあたるのだろう。
そういえば最近は名作と言われる西部劇が殆どないのだが、水戸
黄門のシリーズが打ち切られるなど時代劇が苦戦しているのと似た
ようなものかもしれない。