内村が7連覇=女子は15歳杉原が初V―体操NHK杯(時事通信) - goo ニュース
10月にスコットランドのグラスゴーで行われる体操世界選手権の
代表選考会の後半にあたるNHK杯が行われ男子はロンドン五輪の金
メダリスト・内村航平が7連覇を果たし、2位に入った田中佑典と3位の
加藤凌平と共に代表入りが決定した。
残りの3人は6月に決まるようだが5年後の東京五輪では団体戦の
登録人数が4人に減らされるようになるなど、今後の体操界は種目
別のスペシャリストを揃えるよりオールラウンダーが多い方が有
利になる流れだから残りの2人が問題になる。
2位に入った田中は昨年の世界戦選手権で個人総合・銅メダルを
獲得しているし、3位の加藤も一昨年の世界選手権で個人総合・銀
メダルを獲得するなど実績のあるオールラウンダー2人が内村を
支えるのが心強い。
最近の体操界は各種目の難易度が上がるなどレベルアップした
事と多くの国にメダル獲得のチャンスを与えるためか、各種目の
スペシャリストを推奨する傾向にあった。
体操競技で獲得できる金は全部で8個だが団体戦が選手の入れ
替え可能となってから団体戦もスペシャリストを多く揃えた方が
有利になったため、オールラウンダーの個人総合を捨てても7個
の金を取れる可能性のあるスペシャリスト型が幅を利かせるように
なり中国などは その典型だった。
そんな中で日本はオールラウンダー重視の伝統で強化してきた
ので‘絶対王者’の内村以外でも加藤や田中佑典らが内村に勝て
なくてもメダルを取れるぐらいレベルアップしていただけでなく、
‘ひねり王子’の異名を取る床と跳馬のスペシャリスト・白井健三
もオールラウンダーを目指してレベルアップを図っているのも
心強い。
これで10月の世界選手権が大いに楽しみになったのは間違い
ない。