幹部を除いた敵キャラが目立たなくなる戦隊モノ

 ウルトラ&仮面ライダーシリーズ戦隊シリーズの違いは中断期間が
あるかどうかというのがある。

 考えてみれば戦隊シリーズは75年4月に秘密戦隊ゴレンジャーが
始まって以来21世紀の現在まで延々と続いているのに対し、ウルト
ラや仮面ライダーは途中で必ず中断が入る。

 ただし戦隊シリーズが毎年のように量産される一方で、敵キャラの
存在感が薄いという‘弱点’がある。

 思えばゴレンジャーの初期は黄金仮面や武者仮面に毒ガス仮面など
仮面ライダー並みに印象に残る敵キャラはいたのだが徐々に登場する
敵キャラの印象は薄くなり、終盤になると黒十字軍総統の正体が黒十
字城という事例ぐらいしか敵キャラの印象はなくなっていた。

 この傾向はジャッカー電撃隊以降も顕著になって正義側キャラばか
りが目立ち、敵キャラの認知度は一部の敵幹部を除き世間一般には知
れ渡らなくなった。

 ウルトラマンにはバルタン星人をはじめレッドキングやゴモラにゼ
ットン、仮面ライダーではクモ男から始まりサソリ男にサラセニアン
などブロマイドやカードに載るような印象深い敵キャラがいるのと
比べれば対照的だ。

 ただし毎年のように‘量産’されていれば幹部以外の印象に残る敵
キャラまで作り出すのも困難なのは分かる。

 そういう意味で最近の平成ライダーは戦隊色が強くなったといわ
れ確かにアギトまではインパクトの強い敵キャラが登場していたの
が、龍騎以降はアギトのエルロードのような強力な敵キャラが登場
しても印象に残らなくなってきた事によるのかもしれない。 

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« 内村航平・田... どうしようも... »
 
コメント
 
 
 
どちらかと言えば (こうちゃん)
2015-05-19 00:23:35
インパクトのある敵キャラを作る方が、ヒーローを作るより数倍難しいのかも。一つの番組だけしか出て来ないし。
 
 
 
それは言えますね (こーじ)
2015-05-19 23:36:21
>こうちゃん様
 名作の条件として魅力ある敵キャラというのがありますけど、逆に言えばそれぐらい難しいという事でしょうね。

 子供に‘遊びに集中するぐらい勉強に’というのは
軽口として言う分にはまだしも親自身が言われて嫌だったので逆効果になるのがオチですよ。

 私自身そんな事言われて勉強する気になった事は一度もありませんので。

 
 
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