WBC監督は現役か?評論家か?

　北京五輪で代表チームを率いた星野仙一が、来年3月に予定されて
いるWBCの監督を要請されても固辞すると言っているらしい。
　北京での惨敗を受けて星野監督に対する風当たりは強く、某新聞の
国賊社長が‘星野以外に適任者がいるか！’というコメントが却って星野
続投に関する拒否反応を起こす始末。

　一時は‘日本シリーズで優勝したチームの監督を’という話もあったが、
ホークスの王貞治監督が‘現役監督の兼任は無理’とコメントしたので
12球団の監督以外から選出となりそうだ。

　確かに12球団の監督では、3月開催ではチームの仕上げ時期にあたる
ため留守にしないといけないのでペナントレースに支障をきたす。
　サッカーなどでJリーグのチームの監督が代表監督を兼任する事など
ありえない。

　巷では王貞治か野村克也が双璧だ。

　王は人望があって前回の優勝監督でもある。
　ところが知っての通り胃がんの摘出手術を受けて、とてもじゃないが
ストレスがかかりまくる代表監督など‘王を殺す気か！’ という感じだ。

　野村は弱者が強者を倒す事に拘りを持つ。
　ただし昔から‘負ければ選手の責任、勝てば監督の手柄’という傾向が
強く、昨年11月にあった日米野球のように代表辞退者も出かねない。
　しかも年齢的に高齢だし国際試合の真剣勝負の経験がない。　

　私的にはアマチュア時代に真剣勝負の国際試合を経験した者がベスト
だと思う。
　つまり古田敦也や伊東昭光、野村謙二郎のような五輪経験者に監督を
任せるのだ。　　

　北京五輪を見て分かるように真剣勝負の国際試合を経験した

事がない者が指揮を取っても厳しいのが現状なのだから。