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‘替え’が利かない岸田森や宮内洋

 先日 快傑ズバットが放送開始40周年だったので久しぶりに1話
から6話まで収録されているDVDを見たのだが、改めて早川健を
演じた宮内洋の存在感の大きさを痛感した。

 突込みどころ満載のズバットという作品は宮内洋の能力なしでは
考えられなかったわけで、彼のパワーが通常なら突っ込まれて終わ
りのところを最大の見せ場へ昇華させたというのが画面を通じて伝
わってくる。

 こうしてみると宮内洋という存在は絶対に替えが利かないと実感
するのだ。

 そういえば特撮ファンの間で評価が高いのが怪奇大作戦で、円谷
作品の定番ともいえる怪獣や侵略宇宙人等が登場しないにどころか
科学が発達したゆえの狂気などが描かれNHKがBSでセカンドフ
ァイル&ミステリーファイルという形でリメイクした事がある。

 ところが‘やはり’というべきか科学捜査研究所=SRIの牧史郎
を演じた岸田森の穴の大きさを埋めきれないでいる。

 昭和の末期に円谷プロファンクラブに加入していたのだが会報の
投稿欄に‘怪奇大作戦のリメイクを’という声が多々あったのだが、
その時に運営側の‘岸田森が演じた牧史郎を誰がやるのかが最大の
問題’という回答に妙に納得していた。

 もっとも当時の会報には長塚京三や堀内正美らの名も上がる一方、
NHK版は西島秀俊や上川隆也を牧史郎役として起用したものの岸
田森の持つ狂気まで演じるのは厳しかったようだ。

 残念ながら最近は岸田森や宮内洋らに匹敵する俳優は見当たらな
いもののマドカ・ダイゴは長野洋、アスカ・シンはつるの剛士、五
代雄介はオダギリジョー以外には考えられないようにフィットした
役柄があるのも事実。

 そういう意味で岸田森や宮内洋の勇姿をリアルタイムで見られた
という幸運に感謝したいと思う。

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