23日に久しぶりに1人で英彦山に登った時の話。
それまで英彦山登山は子供連れで登っていたため第3日曜日か、
祭日や夏休みの月曜日に登るケースが多かったのだが通常の月曜
日に行くとさすがに登山客も少ない。
特に私が行った豊前坊駐車場から奉幣殿経由で玉屋神社までは
誰にも遭遇せずに鬼杉でようやく年配者と出会った。
そして鬼杉から南岳に行く途中から下って来る登山者と遭遇し
始めたのだが、どうやら中岳から登って南岳に降りるというコー
スらしい。
そんな中で後から来た数人に追い越された時に挨拶をすると
‘Gパンで登るなど凄いですね’と言われたのだ。
確かに平日の月曜日に遭遇した人達の多くは登山スーツを着用
していたので穿いているズボンなど いかにも動きやすそうなもの
なのに対しGパンは硬いので動きにくそうに見えたのだろうが、
私の場合は そういうズボンなど穿いた事もないし長年Gパンで
しか登ってないので‘凄い’と言われてもピンと来なかったのだ。
中岳に上がるとさすがに人も増えているわけで中には初心者の
ような人がベテランに降りるコースを尋ねていると‘中岳をその
まま降りても石段ばかりで面白くないから南岳か北岳に行かない
と本当に英彦山の魅力は分からない’と説明しているのを聞いて
我が意を得たりと実感した。
奉幣殿から中岳に登るのが最もポピュラーなコースで初心者に
とっては最適なのだが石段が多いだけでなく景色も決して良くは
ないため、鬼杉あたりや北岳の岩場上りをしないと面白味がなく
息子達も南岳~中岳縦走コースに初めて連れて行くと‘中岳往復
コースは全然面白くない’と言っていたのだ。
ただ中岳から登った場合は南岳を通って下山すると足に疲労が
溜まっている中で険しい岩場を下る事になるし、北岳を通る場合
は高住神社から別所の駐車場までの(表示では3㌔だが)5㌔強を
歩かないといけないため辛いものがある。
というわけで今回は豊前坊に車を停めて別所の駐車場まで行か
ずに奉幣殿まで行ったのが大成功だったという事になる。
それにしても登山の最中に登り慣れたベテランの方々の話を聞
けるというのも、子供を連れずに1人で登ったからこその収穫だと
思うのだ。