幻の必殺技・クラッシャー

 ウルトラマンと並ぶ特撮ヒーローの仮面ライダーは原作があるの
だが、映像化される頃にあった武器の設定がTVになると使われなか
った事があった。

 それはクラッシャーと呼ばれる噛みつき技で設定本の中には拘束
された鎖を食いちぎるシーンに‘クラッシャー’と書かれていた。

 最初に見た時‘これは凄い技だ’と思ったし劇中でいつ使うのかと
思ったりしていたのだが、待てど暮らせどクラッシャーは使われる
事もなく気が付いたら完全に忘れ去られた技という事になるのだ。

 とりあえず仮面ライダーの最もポピュラーな技はジャンプ力を生
かしたライダーキックなどの格闘技で、噛みつき攻撃であるクラッ
シャーは使われずじまい。

 それでも野生児の仮面ライダーアマゾンでは当初は噛みつき技の
ジャガーショックや敵をひっかくモンキーアタックに、ジャンプし
て敵に体当たりをするコンドルジャンプら他のライダーにはない技
を持っていた。

 そして噛みつき技のジャガーショックは第1話のクモ獣人の足を
1本引きちぎる威力を見せていたのだが、後半はテコ入れでアマゾ
ンキックやスピンキックが主流になりジャガーショックは見られ
なくなったのだ。

 やはり噛みつきという技は本能的に使われるため野生児のアマ
ゾンには相応しかったものの、子供向けのため見た目が残虐だと
マズいと思ったのだろうか。

 そういえば雑誌で仮面ライダーV3が偵察用のV3ホッパーを
敵の口に撃ち込んで傘の部分を開くと、敵の口を裂けさせると
いうシーンがあったがコレも劇中では採用されなかった。

 こうして見るとミラーマンもそうだが第2期シリーズの作品は
企画されたものの、実際には映像化されなかった技が必ず登場
すると実感するのだ。

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