気が付いたら白鵬優勝・08年大相撲秋場所

 今日千秋楽を迎えた大相撲秋場所は横綱の白鵬が琴光喜を破って
14勝1敗で8度目の優勝を飾った。
 5日目に稀勢の里に敗れたものの、あとは危なげない取り口で千秋楽を
待たずに昨日優勝を決めていた。 

 ただし正直言って全くのサプライズなしの優勝だった。

 というのも場所前に大麻騒動で3人のロシア人力士が解雇されて、その
あおりで北の湖理事長が辞任するなど角界を根幹から揺るがす騒ぎが
あった。
 しかも新理事長となった武蔵川理事長が立ち合いの正常化を推進し
厳しく取り締まったので、かなり混乱する事になった。
 おかげで相撲そのものより立ち合いの成立&不成立などが、話題に
なる始末。

  肝心の相撲の方は朝青龍が立ち合いを厳しくチェックされたからか、
ペースを乱し前半で2敗し 中日で土俵際での微妙な判定で負けてから
気持ちが切れて10日目から休場。
 これで一気に場所の興味が失われる結果になった。

 大関陣は琴光喜が13日目まで2敗で付いていたが他の3人は魁皇&
千代大海が中日まで3敗、2場所前の優勝者である琴欧州に至っては
中日までに4敗して勝ち越しすら危ぶまれた。
 4人の中で最も若い琴欧州が この体たらくでは‘大関互助会’ の仲間
入りである。

 期待度が低い大関陣に代わって浮上したのが大関候補1番手・安馬。
 10日目に相性のいい白鵬に敗れたが琴光喜と並んで13日目まで 2敗
で白鵬を追っていた。
 来場所サクッと2桁勝って大関昇進できるかが焦点になるが、場所中に
禁煙の支度部屋で喫煙してヒンシュクを買ったのは反省点だろう。

 健闘したのは小結の把瑠都で琴欧州に勝った以外は横綱&大関相手
に全敗したものの、9日目までに7敗しながら何と10日目以降 6連勝して
勝ち越した。 

 残念なのが関脇の豊ノ島に琴奨菊や稀勢の里ら日本人大関候補の
3人が揃って6勝9敗に終わった事。
 目立ったのが5枚目の豪栄道が10日目まで1敗で踏ん張り安馬に
勝ったりしていたのだが、11日目以降は横綱・大関相手に3連敗とブレー
キがかかった。
 来場所は三役昇進が有力だが、どこまで勝てるか?

 最後に直方出身の某大関。
 ここのところ勝ち越したら気力が衰えるのか8勝7敗が多かったのだが、
優勝争いをしていた琴光喜に勝って9勝目を挙げた。
 ならば久々の2桁勝利?と思われたが、千秋楽で7勝7敗の安美錦相手
にあっさりと負けた。

 こんな事ならば琴光喜に負けても

よかったのでは?と思ったりするのだった。

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コメント
 
 
 
盛り上がりかけました (サラパパ)
2008-09-28 22:37:09
相撲以外で盛り上がった今場所
取り組みは白鵬の楽勝優勝
で・・・本日と千代大海の負け方は
いかがなものでしょうか?
予想通りの結果ですが
貸しを作った感じですね

早く安馬が大関になって欲しいです
そうすればある方が
引退できると思います・・・
やはり大関は優勝もしくは優勝争いを
しなくては価値がありませんから
 
 
 
安馬の大関昇進が (こーじ)
2008-09-29 23:57:39
>サラパパ様
 来場所は安馬の大関昇進が最大の見所ですね。
 少なくとも九州出身の大関には早く楽になってもらわないと、見ている我々の方が疲れますよ。

 でも相変わらず日本人力士の名前が出ませんね、大関候補は。
 
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