まんまとハメられた浦和レッズ。戦術家の策に敗れ、レアル戦は夢に…
今年のFIFAクラブW杯は日本時間の12月16日深夜にレアル・
マドリードが南米のグレミオに1-0で勝ち大会初の連覇で幕を
閉じたのだが、この大会で活躍したのは開催国のアルジャジー
ラで初戦でオセアニア地区代表のオークランドに勝つと準々決
勝ではアジア代表の浦和に1-0で勝ち準決勝でレアルに逆転負
けし3位決定戦でも北中米のパチューカに敗れたものの4位とい
う大健闘を見せた。
特に敗れたとはいえレアル戦は先制しただけでなく幻のゴー
ルまであったのだから、これが決まっていれば史上最大の番狂
わせが起きていた可能性もあったのだ。
基本的に開催国枠での出場チームは実力的にはオセアニア地
区を除き1ランク落ちる形なので‘1勝すればOK’的な立ち位置
だったので、昨年の鹿島に続いての健闘は大いに称賛されるだ
ろう。
クラブW杯での開催国枠は07年大会から導入され日本開催の
07年と08年は浦和やG大阪のJリーグ勢がアジア王者として出場
していたのでACL決勝で敗れたチームが出場していたわけだが、
11年大会で柏が準決勝に進出するまで1勝がやっとだった。
ところが13年大会でモロッコのラジャ・カサブランカが準決
勝で南米王者のアトレチコ・ミネイロに3-1で勝ち、初めて決
勝進出したわけで以降は15年に広島が2勝して準決勝に進出して
いるし昨年は鹿島が決勝に進出している。
こうしてみると開催国枠で出場したチームは1ランク落ちると
思われていたが11回中で7度の準決勝進出があるので、意外にも
ホームアドバンテージというのがあるという事が分かるのだ。
まぁ開催国が活躍しないと大会自体が盛り上がらないので決
して悪い事ではないとは思うのだが…