今から20年前の今日99年1月11日は、私が鼠径ヘルニアの手術
を受けた日である。
この数年前から右下腹部に鼠径ヘルニアが見つかり主治医に診て
もらったところ‘急を要する事ではない’との事だったが、98年の7
月下旬に一時的に引っ込まなくなったため手術を決断し11月30日
に市立病院に紹介してもらった。
紹介を受けた担当医は2泊3日で帰れる術式を提案してくれたが
当時は両親も一緒にやっていたため、1月11日の月曜日に手術し
18日に退院という形にしてもらっていた。
ところが12月23日に父が脳梗塞を発症し入院した事で一時は
手術延期もと考えたのだが2泊3日の術式があるというのを思い
出し、1月5日に心電図検査などに行った時に術式の変更を申し入
れて了承してもらう事にした。
当時は成人の日が1月15日だったので11日に手術し14日の午
後から病院から通う形で16日まで働き、17&18日の連休で退院と
いうスケジュールにしたのだった。
手術中は麻酔の効きが悪く腹の中をこねくり回される感じに苛ま
れ痛みも激しかったのだが終盤に担当医から‘早く傷口を治すため
最低限の麻酔で行なっている'という説明を受け、ようやく納得した
のだが‘それなら先に言ってくれよ'とも思ったものだ。
術後は痛みが激しく14日午後から仕事に復帰できるのか?と不
安になったものの、幸いにして13日夜には痛みも和らぎ14日の
午後に仕事に復帰したわけだが母が言うには顔色が真っ青だった
との事。
結果的に この年は3月下旬に関東にいた妹一家が福岡に赴任で
戻って来たため引越しの手伝いなどで力仕事をする事になったし、
翌年からはdhk北九州支局の講習担当になって以降は新年総会に
出席するため1月の第3月曜日は忙しく更に第2月曜日が成人の
日になった事から99年1月11日は最初で最後のチャンスだった
と思うのだ。