仕方ないアジア杯初戦の苦戦

森保ジャパン逆転白星発進、大迫2発に堂安ダメ押し

 1月5日にUAEで開幕したサッカーアジア杯の初戦で日本代表は
9日にトルクメニスタンとの初戦を戦い、先制されながら大迫勇也
の2ゴールと堂安律のゴールで3-1と逆転勝ちしたものの直後に
PKで1点返されるなどバタバタした内容で何とか3-2で逃げ切り
勝ち点3を挙げる事に成功した。

 メディアは‘日本格下相手に大苦戦’という批判的な論調でロシア
W杯後に発足した森保一ジャパンのワーストゲームだったという
評価は当然だし、批判されるのは仕方ないだろうが正直言ってアジ
ア杯の初戦というのはこんなものではないかと思う。

 日本のメディアがアジア杯に注目し始めたのは92年の広島大会
からで、長年アジアですら勝てなかった日本サッカーが初めて優勝
したという事から初めて脚光を浴びたし以後はアジア杯の成績に一
喜一憂する事になった。

 ただアジア杯自体92広島大会の時は参加8チームだったのが 96
UAE大会から12チームになると04中国大会から16チームに増え、
今回のUAE大会からは最多の24チームと17年の間に参加 チーム数
は3倍に増えた事になるし開催年度も07年からはW杯の中間年から
翌年に変更されるなどレギュレーションが大きく変わっ ている。

 基本的に日本の強化システムはW杯をピークにしているので04
中国大会の頃までは代表強化の中間試験のような趣があり、ここで
の成績がW杯予選やW杯本番を占うような形になっていた。

 ところが07年以降はW杯翌年という事で新チームが結成されて
最初のタイトルマッチという位置付けになる一方、他の国は目先の
勝利に拘りW杯メンバーをそのまま送り込む国もあったし11年以降
3大会続けて暑い国での開催や南半球での場合は1月だからW杯から
半年も経ってない中での大会なので成績の評価も難しくなっていた。

 つまり今大会の日本代表はロシア組とW杯メンバーから落選した
若手を組み合わせたチームになっており、国内での親善試合をこな
しながら仕上げているので先日のトルクメニスタン戦が森保ジャパ
ンにとって事実上のデビュー戦だ。

 一方で今大会から優勝するまで これまでより1試合多い7試合を
こなす必要があるので最初からエンジン全開というわけにはいかな
いし、トライ&エラーを繰り返しながら本番ともいえるベスト16か
らの試合に備えなければいけない。

 一番やってはいけないのが4年前のようにグループステージを快
調に3連勝しながら、ベスト16で意外な負けを喫して敗退という形
なのだから。

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