池中玄太80キロⅢ・最終回レビュー

 いよいよ池中玄太80キロ・Ⅲも最終回。

 絵里が産気づいたのに暁子と勘違いし暁子の病院に行ったものの
無事と分かり、ようやく絵里と勘違いした玄太が絵里の病院に行く
と直後に今度は暁子が産気づくというW出産に見舞われ家族ともど
も右往左往するのだが未来のボーイフレンド・トミーの歓迎パーテ
ィー用の料理を作りに来ていた あきらがテキパキとみんなに指示を
出す。

 その頃あきらへの思いで迷うヒデさんは池中家に電話したところ
ドタバタしていたので絵里の病院に行くと絵里の義子と一緒に待っ
ていたあきらと遭遇し、女の子が無事に生まれた事を知り2人して
大いに喜ぶのだった。

 そこに玄太が駆けつけて喜んでいたところに今度は暁子が女の子
を生んだわけで、当初は男の子を欲しがっていた玄太だが無事に生
まれたのを知って‘女の子の方が育て慣れている’と感無量の様子。

 時は流れてあきらが写真の腕を上げたのを認めたヒデさんはモノ
レールのシートに赤ん坊を忘れた母親を取材するように楠公さんに
進言し見事な写真を撮るのだが、母親の様子がおかしいので玄太は
タクシーで密かに後を付けて母親のアパートに行きわざと赤ん坊を
モノレールに置いて行った事を突き止める。

 帰社後に玄太は楠公さんに赤ん坊の記事をボツにするよう進言し
たのだが、あきらの初仕事をボツにする事にもなるので大ゲンカに
なるものの最終的に翻意。

 それをあきらに告げると、あきらよりも先にヒデさんがブチ切れ
て楠公さんに‘理由によっては彼女よりオレが黙っちゃいねぇからな’
と猛抗議。

 そこで玄太が自分がボツにするよう進言した事を明かし‘写真と名
前が記事の載ると赤ん坊の将来に傷付けるようになったらどうする’
と謝るのを横目にヒデさんは呆れ顔。

 その後あきらとヒデさんは2人で飲みながら楠公さんや玄太の事を
話しながらいい雰囲気になり、あきらはヒデさんに‘思いを何度でも
聞きたい’といいヒデさんは‘君が好きだ’をずっと言い続ける。

 一方で未だに留学にいい顔をしない玄太に‘そこまで反対するなら
留学は止める’と言うと、横で聞いていた奥村の方が玄太のお株を奪
うかのように親の立場で説教をし‘このお父さんがいる限り君達は幸
せ者なんだよ’と言う。

 こうして池中家や大京グラフの面々は、いつもの日常に戻るのだっ
た。

  ちょうど暁子を演じた坂口良子が本当に子供を身ごもっているタ
イミングだったわけで暁子と絵里のダブル出産と未来の留学問題、
ヒデさんとあきらが結び付いて行くまでが描かれ最後に捨て子騒動が
付いている感じ。

 それでも大きく笑わせ時にはジーンとさせる玄太節は健在だった
ものの、ここまで落ち着いていると年に1度ほどスペシャルでやっ
てもらいみんなの成長を見て行けたらと思っていたら92年10月の
さよならスペシャルで打ち止めになっている。

 まぁ玄太を演じた西田敏行や絵里の杉田かおるは別として未来を
演じた有馬加奈子や弥子を演じた我孫子里香らは引退しているし、
楠公さんの長門裕之や歌子ママの松尾和子に何と言っても暁子さん
の坂口良子までが亡くなっているので今となっては続編は難しいだ
ろうとは思う。

 ただ最近はこういった人情味のあるドラマが見られなくなってい
るのも事実で、またこういったドラマを見てみたいものだ。

  

 

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