ファイターズ二岡効果で補強成功

 シーズンが始まって1ヶ月以上経つが北海道ファイターズが強い。
 もともと投手陣が強力だったのに今年は攻撃陣も当たっているので投打の
バランスが噛み合っているのがよく分かる。
 特に現在4番を打っている小谷野と9番の金子が好調なのが打線の厚みを
増している原因だろう。

  さて、ここで忘れられているのが今年ジャイアンツから移籍してきた二岡
智宏。
 二岡はジャイアンツ時代4番以外は全打順を経験している。
 大砲揃いのジャイアンツでもクリーンアップを打っていた二岡だから、長打
力に欠けるファイターズにとっては いい補強だったと思われた。

 しかし故障のため下位でDHというのが開幕してからの指定席になってい
て、ほとんど目立たない。
‘補強失敗’と思われがちだが、意外に補強は成功しているのだ。

 というのも二岡のポジションはショートか3塁。
 ところが二岡の加入が刺激になったのか前記したように3塁の小谷野は
4番を打つまでになり、ショートの金子も現在首位打者で 4月の月間MVPを
獲得した。

 ある意味 二岡効果ではある。

 そういえばジャイアンツのV9時代に桑田や高倉・関根や森永ら各チーム
の4番打者を次々に補強していたが、ことごとく前所属チームより成績を
落としていた。
 一見すると補強失敗だろうが、彼らが入団した事で生え抜きの国松や
末次・森などが刺激を受けて奮起して活躍したのだった。

  これを考えると補強した選手が そのまま活躍するのが最高ではあるが、
こうして補強した選手が活躍できなくても それに刺激を受けた既存の
レギュラー達が奮起して活躍するというのも補強成功だと思うのだ。 

コメント ( 11 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (琵琶男改め、捲土重来鷹男とします。)
2009-05-14 01:45:09
ハムにとっては、効果覿面のトレードでしたね。
意地を見せた三遊間コンビに拍手を送りたいです。

二岡も負けずに頑張ってほしいと思いますよ。
故障さえなければ、まだまだやれる選手 ですから。
ホークスも過去の事は水に流して、井口を取りに行ってもよかったのではないかと思うとこです。

競争意識が希薄な内野に渇をいれる為にもです。

昨日、北九州球場で 五発の本塁打を見舞われたのを目の当たりにして、つくづく感じた次第です。

ロッテも、そろそろ井口効果が出てくるかもしれません。

しかし、過去の事を水に流すと言っても、そもそも一番悪いのは高塚の野郎だと いうことは間違いない!!
ホークスの編成ミスの原点だといっても過言ではないでしょう!
 
 
 
そのようですね (トクタサツオ)
2009-05-14 20:27:38
なるほど二岡効果ですね。

確かにおっしゃるとおりです。

絶大な効果があったようですね。

でもこれで二岡がまた実力を発揮しはじめたら、もっと打線に迫力が出るのですがね。

ただ守るところがありませんがね。

DHはイマイチ慣れていないようですし。

他はもういっぱいです。
 
 
 
広陵魂で意地を見せろ~! (なにわのヒバゴン)
2009-05-14 21:39:21
ゴタゴタがあった二岡ですが、内に秘めた闘志と抜群の野球センスはまだまだ捨てがたいですからね

昨年の巨人、二年目・坂本が彗星の如く現れ、一気に二岡を控えに追いやるしたたかさを見せました。坂本のフレッシュなプレーはどことなく若い頃の二岡を彷彿とさせますね。やはり若い息吹の台頭はチームを活気付けますし、新たなファン獲得にもつながっていくものです。しかしベテランならではの読み、テクニックも長いシーズンには必要ですよね

二岡の兄は91年のセンバツ優勝メンバーで、確かサヨナラのホームを踏んだんですね。松商学園のライトは降板した上田佳範でしたが、彼が背走した打球をグラブの土手に当てて落球。。。広陵は65年ぶりの決勝対決で松商を返り討ちしましたが、その大会の華は間違いなく上田でしたよね

こーじさん、越中富山までお気をつけて‥お疲れ様です☆
 
 
 
書き込み御礼&レス (こーじ)
2009-05-15 00:03:20
>捲土重来鷹男様
 一気にホークスファン全開のHNになりましたね。
 二岡も老け込む年ではないですから、まだまだ一花どころか二花も咲かせられますよ。
 やる気と首脳陣との相性がよければ・・・

 やはりホークスはメンバーが固定化されている弊害がありますよね。
 競争あっての躍進だと思いますね。

>トクタサツオ様
 確かに現状ではDHですが、金子も いつまで好調か分かりませんし小谷野も然り。
 いずれかが故障したときに満を持して守れる準備だけはしていて欲しいです。

>なにわのヒバゴン様
 そうだったのですね、意外に見落としてましたよ。
 確かに決勝で負けましたが、91年選抜の主役は上田だったと思います。
 上田はイチロー、谷口、萩原ら当時のトップ投手と
投げ合って勝ってますのでね。
 
 二岡のライトへ引っ張る打球はホントに飛距離が出ますので、この極意さえ錆び付いてなければ大丈夫ですよ。
 
 
 
ヤング中井監督初采配、塩崎・小土居の継投。ラッキーボーイ下松の活躍が光った91年春の広陵V~ (なにわのヒバゴン)
2009-05-15 21:09:28
二岡の00年リーグ優勝を決めたライトへのサヨナラ弾は見事でしたよね。逆方向へオーバーフェンスを打てるというのは大変な打撃センスの持ち主と言っていいでしょう。プロは結果が全て。周りの声を封印するような大活躍を期待したいですね

91年春はやたらと関東勢が好調でしたね。菊池・石渡の国士舘、樋渡のミラクル市川、帝京を下して8強入りの桐生一(大川の逆転弾)、尽誠学園を下した春日部共栄(長沼2ホーマー)、熊工を破った帝京など。。。一つの時代が終わったなと思ったのが東海大甲府の初戦敗退でしたね。当時の同校は毎回のように上位進出を果たしていただけに、名将・大八木監督も燃えつきたかのように思えました。他には鹿実戦で満塁弾を放った東邦・林とか箕島のエース山路、2ホーマーの林孝哉などですね。尾藤監督最後の甲子園、吉井や杉本、嶋田章弘ほとでないにしろ、山路もなかなかの本格派の好投手でした。東尾からスタートした尾藤箕島は最後まで魅力あるチームで登場したんですよね

奈良県下トップの公立高校の奈良が初出場したのも懐かしいです。初戦で桐生一との初陣対決に敗れものの、反撃を見せ甲子園を沸かせました。ふと同じ奈良県の郡山、小倉、岐阜、桐生、前橋などの進学校が揃った78年春が蘇る思いでしたね‥☆
 
 
 
見返してやれ! (怪人太郎冠者@1553)
2009-05-15 22:35:05
二岡と江藤には9年前の連続弾もあって感謝してるんですよ。
二岡は日本ハムで希望の背番号を聞かれたとき、7以外を希望したとのこと、「男=漢」を感じました、その志だけでも「あっぱれ!」です。(あのご行状は「喝!」でしかありませんが)。
個人的に原が嫌い(長嶋さんがとった選手を悉くいびり出しているように私には見えてしまう)な性もありますが、二岡、江藤、仁志、工藤、清水+くすぶっている高橋由にはもうひと花咲かせて目に物見せてやってもらいたいです。
そんな訳で今は横浜、西武、日本ハムを応援しています。
 
 
 
書き込み御礼&レス (こーじ)
2009-05-16 00:19:23
>なにわのヒバゴン様
 00年のリーグ優勝を決めたライトへの一発が二岡の
ハイライトでしょうね。

 91年の東海大甲府が坂出商に敗れたのは意外でしたよね。
 国士舘・桐生第一・市川・春日部共栄と平成の強豪の
初陣といった感じでした。
 
 鹿児島実の打線は前年よりも迫力があって‘ひょっとしたら’と思わせましたが、いかんせん投手力が今ひとつ。
 前年のエースがいれば優勝できたかもしれないと思ってましたよ。
 
 そうそう箕島が大阪桐蔭に敗れたのが関西勢の主役交代という感じでしたね。

>怪人太郎冠者@1553様
 個人的には原が長嶋時代の主力を追い出したという
事はないと思ってますし、若手抜擢という事を考えると止むを得ないかなと思ったりします。
 やはり故障をすると厳しいですね。

 とはいえ二岡などはトレードに出した方が心機一転活躍できると思いますので、ジャイアンツで飼い殺しになるよりはよかったと思ってますよ。
 
 それにしても高橋由伸は大丈夫かな・・・
 
 
 
逆転の箕島の終焉。。。今春、開星戦ではプチ復活しましたが‥☆ (なにわのヒバゴン)
2009-05-16 04:31:21
そうですね。あの箕島が逆転負けを食らう~、それもPLや上宮といった名門ではなく初陣の大阪桐蔭に‥。遡れば84年夏の取手二戦も同じような終盤の崩れ方でした。最後の打者、エース嶋田の当たりはライトフライでしたが、かつての嶋田(つまり兄)や硯は同点アーチで奇跡を起こしただけに尾藤マジックの終焉、木内マジックの幕開けといった趣きでしたね

しかし取手二も大阪桐蔭(その年の夏)も今春の清峰も箕島を下して優勝しているのですから、見方によっては惜敗なのかも知れません。さらに優勝校とでは80年夏の横浜、82年春のPLにも接戦での敗退。負けても箕島の伝統が垣間知る思いですね

91年の鹿実は確かに前年より投手力で劣っていたかもしれませんね。ただ打線全体のレベルはかなり高いものがあったのではないでしょうか。桐蔭学園や市川に打ち勝った鋭さは印象深く(特に俣瀬)、あと一歩及ばなかった沖水戦も私は鹿実がひっくり返すように思いましたよ。久保監督にしてみれば15年ぶり栽さんへの甲子園リベンジが出来なくて、さぞ残念だったことでしょうね

夏、大阪桐蔭は秋田戦が大苦戦でしたね。あと一人の窮地から執念の3連打で同点。さらにサヨナラ負け~!かと思われた中前打をセンター玉山がバックホームして阻止。そして何といっても沢村の打棒ですね。秋田の菅原がどこへ投じても鋭い打球を連発‥最後は決勝ホーマーでサイクル安打達成でしたが、かつてサイクルを達成した土佐・玉川や箕島・北野よりもずっと恐ろしい印象が残っています。萩原、井上大、背尾、和田など好素材が揃っていましたが、91年の大阪桐蔭といえばやはり沢村を思い出しますね

ベスト4で敗れた星稜の山下監督は宿舎のミーティングで「3年生はベスト4という貴重な財産を残してくれた。また来年目指そうな。ご苦労さん~」と挨拶したあと選手は全員号泣‥。山下さんはある選手を抱きかかえながら「男なら、男なら‥」と歌い慰めていました。これには私もジーンときましたね。そして翌年の松井5連続敬遠へと続いていくとは。。。

池田と弘前実が2年連続対戦も、両校ともそれが最後の甲子園になろうとは‥。どちらが先に復活を果たすのでしょうか。公立校同士の対決が本当に貴重になりましたね。弘前実が川之江に勝利したのは「事件」のような感覚でした。川之江も鎌倉で出た02年以来ご無沙汰ですね。あの夏は四国勢すべて8強入りし、野球王国の底力を見た思いです‥☆91年、井口の久我山時代の印象って不思議とないんですよね。
 
 
 
箕島最後の甲子園でしたね (こーじ)
2009-05-16 22:37:04
>なにわのヒバゴン様
 91年春は箕島最後の甲子園でした。
 まさか大阪桐蔭から負けるとは思いませんでしたが
これ以降甲子園に縁がなくなるとは意外でした。

 箕島は84年夏に取手二に3-0から8回表に5失点し、逆転負けしたのですが、それから逆転するのが箕島でしたけどね。
 
 鹿実が沖水に勝っていれば大阪桐蔭に勝ったかどうかは分かりませんが、かなりいい勝負になったと思います。
 市川戦の連打はすごかったですよね、前年にない迫力でした。
 樋渡が呆然となってたのが印象深いです。

 91年の大阪桐蔭は確かに沢村がラッキーボーイだったと思いますよ。
 
 
 
あの頃は若かった。24才でしたから‥ (なにわのヒバゴン)
2009-05-23 10:51:56
91年春、大阪桐蔭の甲子園デビューは仙台育英をノーヒットノーランでの大勝でしたから大変衝撃的でした。ですから2回戦、箕島が勝つとしても苦戦は必至だろうと思ってましたよ。結局、エース山路は終盤明らかに球威が落ち、ストライクを置きにいったところを狙い打たれ逆転負け。。。その時点で智弁和歌山はまだ2回出場(未勝利)したのみでしたから、箕島が今春まで18年もの長期低迷に入ろうとは夢にも思いませんでした。近頃、高嶋監督は「一番やっかいな箕島が目を覚ましたから、今夏はやりにくくなりますよ」と漏らしていましたが本音はどうなんでしょうね

市川・樋渡はまとまった好投手でしたが、さすがにプロへは行けなかったですね。甲子園の名投手は必ずしも超高校級ではないということでしょう(樋渡弟は3年後、北陽嘉勢にアーチを食らうなど話題性のみに終始しました)。同様に遡れば桐生・木暮、金足農・水沢、西短・森尾、東洋大姫路・アンなども甲子園がピークでしたからね

こーじさん、亜大で衝撃的デビューを飾っている東浜(沖尚)は将来プロで活躍できる逸材だと思われますか?私はもう少し 体を大きくしないと、プロのパワー、スピードには対応できないのでは‥と見ています。
 
 
 
東浜は (こーじ)
2009-05-24 00:13:55
>なにわのヒバゴン様
 東浜は斉藤佑樹同様アマチュアの好投手という感じがしますね。
 まとまり過ぎているので、むしろプロには行かない方がいいのでは?と思いますよ。
 

 大阪桐蔭の甲子園デビューは仙台育英を相手にノーヒットノーランを達成したのが印象深いですよね。
 
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