藤宮博也という男

 ウルトラマンアグルに変身する藤宮博也は、これまでのウルトラには珍しい
キャラである。
 我夢同様アルケミースターズに入れるぐらいの頭脳を持ちながら、自ら
離れ独自で行動を始める。

 それは

‘地球を守るためには、どんな手段を使っても’

 というもの。

 そう‘地球を守るための削除項目が人間’とクリシスの回答を見て、
それを実行しようとするのだ。

 ディグローブの襲来をゾンネルの体内エネルギーで迎撃するべく覚醒
させるが、放出された体内エネルギーでディグローブを迎撃したときに
半径20㌔の地上は燃え尽きてしまうという事を知りながら実行に移そうと
する。

  また‘こんなものがあるから人間はつまらない希望を抱いて現実を見つ
めない’と呟きながらエリアルベースの司令室に侵入しリバルサーリフトを
停止させて落下させようとしたりする。

 ‘目的のためなら手段を選ばず’という非情な男というイメージがあった
が、我夢から‘君には失いたくない人はいないのか?’と言われてリリーや
稲森博士・玲子らを思い浮かべたり、ビルが倒れかかってピンチの少女を
思わず助けたりと根っからの悪人ではないという事が分かる。 

 ‘人類が淘汰される事は避けられないと’と言いつつ名もない少女を
助けるなど矛盾した部分がでてきた。


 話が進んでいくと、これが藤宮自身の葛藤となっていくのだが・・・ 

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