リアル次元大介・小林清志氏を偲ぶ

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangeinou/entertainment/f-et-tp0-220808-202208080000650

　俳優の小林清志氏が7月30日に肺炎のため亡くなっていたという
ニュースが、ネットに載っており‘遂に来るべき時が来たのか’と感
無量になった。

　特に昨年10月からOAされたルパン三世PART8のEPISODE０時代を
最後に次元大介を引退し、EPISODE１から大塚明夫氏にバトンタッ
チしていたので71年のルパン三世第1シーズンからの参加声優が遂
にいなくなったと思ったら間もなく世を去るとは思わなかった。

　小林氏の追悼記事では次元大介ネタがほとんどで実際に小林清志
＝次元大介というイメージだから、どうしても一般人にはそうなる
のだろうから敢えて次元大介ネタは使わず追悼記事を記そうと思う。

　個人的に最初に氏の声を聞いたのはルパン三世より前の妖怪人間
ベムでベムの声を演じており低い、いかにも貫禄ある声だと子供心
に実感していた。

　また宇宙猿人ゴリではゴリの初代の声で名曲‘宇宙猿人ゴリなの
だ’では‘ラーよ攻撃の時が来た’などのゴリ節を披露している（ラー
の声はなぜか加藤清三氏’し、次番組・快傑ライオン丸では敵のボ
スである大魔王ゴースンを風雲ライオン丸でもマントルゴッドの
声を演じていた。

　顔出し作品では何と言っても超人バロム1でバロム1に変身する
木戸猛の父親の木戸刑事を演じていたのだが、次元大介の声優だ
というのは再放送の頃に知った。

　洋画を見る頃になるとフランコ・ネロやジェームズ・コバーン
にリー・マーヴィンら西部劇俳優や、アンソニー・クインらの声
を吹き替えで担当していたので‘次元の声か’と聞き当てる事がで
きたのだった。

　平成に入るとナレーションで度々聞く事になり特にVSビオラン
テをはじめとした平成ゴジラシリーズの予告編のナレーションは
印象深いし、以後も何かのナレーションを聞いて‘次元だ！’と気付
く事が度々だった。

　そして晩年キャラの声を担当するのは次元大介ぐらいでルパン
をはじめほとんどのキャラの声優が交代した中、次元大介だけは
代わらなかったのだから凄い事だと思ったし作秋に次元役を降板
する時は辞めたらガックリ来ないのかと思ったものだ。

　‘ルパン、俺はそろそろずらかるぜ。　　あばよ’
というのは次元を引退する時の言葉だが、まさかこんなに早くこの
世からずらかってしまうとは思わなかった。

　長い事お疲れさまでした、あの世でルパンや銭形警部と再会して
下さい。