なでしこジャパン敗退の責任は協会にあり

五輪消滅…なでしこ再建へ“レジェンド”澤さんに協力要請

 昨日まで大阪で開催されていたリオ五輪女子サッカーアジア最終
予選で既にリオの出場権を逃していた日本代表は、最終戦で最も手
ごわいと思われていた北朝鮮に1-0で勝ち とりあえず有終の美を
飾った。

 昨年カナダで行われたW杯では決勝でアメリカに2-5で敗れ連覇
こそ逃したものの持ち前の勝負強さがあるし地元開催なので少なく
ともアジア予選は突破できるものと思っていただけに3位での敗退
というのは残念極まりないのだが、チームの不協和音など後出し
情報ながら色々と聞いていると必然の負けだというのが分かる。

 まず最初に国内開催というアドバンテージがあったもののオフシ
ーズン明けにも拘わらずテストマッチなしで臨んだというのは明ら
かに無謀だし、実際にリオへの出場を決めたオーストラリアと中
国は数試合をこなして臨んだというもの。

 これでは細かいパスをつないでの組み立てが身上の日本の連携が
今一つだったというのも分かるし、男子が中東遠征で試合をこなし
て臨んだのに比べると対照的だろう。

 スケジュール的にも結果的に最も好調だったオーストラリアが
初戦になっていたのだが、これまでアジアの戦いで最も手ごわい
北朝鮮が最終戦になっていた事から北朝鮮戦をピークに持って行
くようなコンディション作りになっていたのかもしれない。

 それが強風の悪コンディションの中でコンビネーションも上手
く行かずに先制点を奪われた直後、レフェリーに当たったパスが
相手のチャンスボールになって奪われた2点目が今大会のツキの
なさを象徴するプレーになってしまった。

 最初の3試合を中1日でこなすスケジュールだっただけにオース
トラリア戦の1-3の敗戦というのは想像以上に堪えたし、スター
トさえ上手くいっていればチーム内にあった不協和音というのも
相殺できたはずだが初戦の敗戦で全ての歯車が狂った形だろう。

 中2日空いたベトナム戦からの流れがよくなっていただけに、
余計に悔やまれる最初の3試合だった。

 北京五輪以来のメンバーで戦いW杯でも準優勝した事で協会の
トップ達が‘五輪最終予選は地元開催だからアジアぐらいは勝ち
抜ける’と判断を狂わせたとしか思えないわけで、一時はロンド
ン五輪で退任予定だった佐々木則夫体制を継続させざるを得なか
った協会の判断ミスが予選敗退という結果になったという事では
ないだろうか。

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