レベルが上がると面白味がなくなる?


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/hochi/entertainment/hochi-20241224-OHT1T51018

 元シアトルのイチローが以前松井秀喜との対談番組で‘最近のMLB
の試合はデータ野球に比重が傾き過ぎて退屈’と語っていたのだが、
確かに過度なデータ重視に傾いている感が拭えないところがある。

 こういった意見が出るのは明らかにレベルが上がっている一方で
面白味があるかと言われると疑問になる事があり、アメリカンフッ
トボールなどデータによる情報量が多過ぎてアメリカ人には受ける
ものの他の国ではそこまでないという現象が起きているのも事実。

 もともとアメリカンフットボールが緻密なデータの中でプレーす
る競技なのに対し、野球はそのアンチテーゼ的な形だったのが最近
ではアメフト的なスタイルになって来ているのかもしれない。

 もっともサッカーでも中田英寿とフランシスコ・トッティが以前
会話で‘最近のサッカーはフィジカルバトルになってファンタジーが
ないから見なくなった’と両者の意見が一致していたのを思い出す。

 ボクシングなどでも強打者同士の試合が一撃で終わってしまい、
迫力ある打ち合いを期待したファンを落胆させるケースがあるが
先に当たった方が勝ちなので敗れた方は格下というロジックは値
しないだろう。

 つまり何の競技でも以前に比べるとはるかにレベルアップして
いるのは間違いないが、それが全て面白くなるよりも却って面白
味がなくなるという事もあるのを忘れてはいけないと思う。

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