帰ってきたウルトラマン9話・怪獣島SOS

 今から50年前の今日71年5月28日にOAされたのが、帰ってきた
ウルトラマン9話のダンガー編。

 仮面の忍者赤影や仮面ライダーシリーズなどのメインライターの
伊上勝が初めてウルトラシリーズの脚本を担当しているし、本多猪
四郎監督が前半最後の演出をしている。

 南隊員が郷の代わりにニューヨーク国連本部が開発した怪獣探知
機・モンスターソナーを受け取りに行った帰りに予期せぬトラブル
から無人島に不時着してしまい、そこで海底資源調査中のグループ
から助られるのだが地震により冬眠中の怪獣ダンガーが目覚める前
に生き埋めにしようとするが・・・という展開。

 今回は人間味溢れる南隊員が次郎の誕生日に合わせて郷と秘かに
任務交代したために起きる事件で、それゆえ責任を感じた郷が不時
着した時に負った傷が原因で破傷風にかかった南を救うため片道燃
料で血清を届けようとする形。

 ただダンガーは無人島で眠っていたのが島の地震によって目覚め
てしまう形だったたのだが、部隊が無人島なのだから一般人には害
を及ぼすリスクは低いと思われるため必ずしも倒さなければいけな
い存在とは思えなかった。

 帰ってきたウルトラマンは前半は侵略宇宙人は登場せず怪獣のみ
との対戦になるのだが、例えばキングザウルス三世などはウランを
食用にしているため原子力発電所を襲撃されると大惨事になるから
倒さないといけない。

 またゴルバゴスやゴーストロンも単に目覚めただけだから、ある
意味被害者的な立ち位置になるし特にダンガーなどは最たるもので
気の毒な怪獣と言える。

 ちなみに伊上氏の作品といえば仮面ライダーなどをはじめワンパ
ターンが基本だが、今回のダンガー編は次々にピンチが訪れる展開
になっており別人の作品的な雰囲気だった。

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