ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
‘ホークスから若手エース候補が出てこない’とは言うものの
私が愛読している雑誌Numberのコラムでホークスネタを中心に
した田尻耕太郎氏の野球のぼせもんは、なかなか面白くアップされ
る度に必ず読んでいる。
その中で5月19日にアップされた‘なぜホークスから若手エース候
補が出てこない’というコラムでは、過去5年以内のドラフト入団選
手で一軍先発経験のある投手の数はホークスが12球団で最下位だと
語っていた。
確かに1位のベイスターズは13人で2位のスワローズは12人なのに
対し、ホークスは高橋礼や大竹耕太郎ら5人なのだから少ないといえ
ば少ないと思うが大事な事を忘れている。
それはホークスの選手層の厚さと‘中継ぎで結果を残してから’とい
う、育成方針からなっているので悪い事ではないと思う。
ご存じのようにホークスの開幕投手は12年の摂津正から千賀滉大、
東浜巨に石川柊太と最初は中継ぎで経験を積んで結果を残した者が
開幕投手になっており入団以来先発のみというのは武田翔太や大竹
ぐらいしか見当たらない。
先発のみの投手は徐々にペースアップしていくのがセオリーだが
中継ぎや抑えのブルペン組は1イニングしか投げない代わりに、失点
が許されないため最初から全力で入る傾向がある。
つまり中継ぎなどを経験した投手は80球から100球あたりで交代
するものの、ほぼ全球リリーフの時のようなピッチングをするので
当然ながら防御率はいい。
ところが他のチームは即戦力の投手が入ると先発ローテに入れる
傾向が強く中継ぎで結果を残してから…というスタイルではないの
は、どこかに今でも先発>ブルペンという意識が首脳陣にあるので
はないかと考える。
物事には多様性があり各チームに独自の強化法があるわけで他の
チームは従来通りに有望新人が入ると先発ローテに入れようとする
のに対し、ホークスは中継ぎで結果を残してからローテに入れると
いう方針で何事も‘どちらかを取れば、どこかで障害が出て来る’と
いうのは自明の理である。
しかもホークスはこのシステムから千賀や東浜といったタイトル
を取る投手が出て来て、当然ながら防御率も毎年いいわけで結果を
残せており個人的には若きエース候補が出て来ないのはないものね
だりではないかと思う。‘
戦術に絶対はない、されど絶対を信じぬ者は敗北する、信は力な
り’というのは早稲田及びラグビー日本代表の監督を務めた大西鐵之
祐氏の名言だが、どんなシステムでも利点と欠点があるのだから利
点を信じて突っ走っているからこそ今のホークスがあると言っても
過言ではないだろう。
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今の時代先発投手は週一、クローザーは1イニングしか投げないようになってますからスーパーエースの存在はあまり大きくなさそうです。
その発想から抜けきれないのもマスゴミだからでしょう。