自らの音声プログラムを聞いて喜ぶ博士！

　先日 人造人間キカイダーを見ていたら14話の‘大魔神・ギンガメが三
怪物を呼ぶ’というEPがあった。
　東映作品の‘お約束’である1クール終了後の再生怪人復活編だ。

　このEPでは、それまでにキカイダーから倒された13体のアンドロイドが
復活するのだがダークの首領プロフェッサー・ギルが‘新ダーク破壊部隊
ギンガメの性能を見る’と言いグリーンマンティス、オレンジアント、ブラック
ホース以外のアンドロイドをギンガメに破壊させてしまう。

　せっかく復活させたのに10体も破壊させるとは・・・・・と思ったが、この
EPのツッコミどころは他にある。
　復活したアンドロイド達が

‘プロフェッサー・ギル、復活させていただき ありがとうございます’

‘早く我々をキカイダーと戦わさせてください’

などと口々に言う。　

　ショッカーの改造人間や変身忍者・嵐に登場した血車党の化身忍者なら
自らの意思を持っているので分かるが、ダークのアンドロイドはプロフェッ
サー・ギル自らが作り音声もプログラミングしている。
　だから前記したセリフを言っても当然なのだが、ギルはこれを聞いて

‘おう そうか、よく言った。かわいい奴らよ’

と満足げに頷くのだ。

　バ○と天才は紙一重というが

‘自ら作った音声プログラムを聞いて喜ぶ

プロフェッサー・ギルっていったい！’

と思ってしまうのである。