やはりキング=内村航平は強かった

内村 全日本選手権V10!「勝ってしまったので地獄」王者ゆえの苦悩も

 昨日 東京体育館で行われた男子体操の全日本選手権決勝で、世界
王者の内村航平が予選の4位から巻き返し2位の田中佑典相手に0,050
の僅差で競り勝って前人未到の10連覇を達成した。

 昨年のリオ五輪で念願の団体戦で金メダルを獲得したばかりか個
人総合でも連覇を果たした内村だが一気にモチベーションが落ちた
ようで休養に充て今回の全日本選手権が復帰戦になったばかりか、
プロ宣言をして臨む最初の大会になったので実戦カンの鈍りとプロ
ならではのプレッシャーを受けるのは想像に難くない。

 だからか7日の予選では得意なはずの平行棒で大きなミスを犯した
のが響いて4位に終わったのだが、本番ともいえる決勝では4種目目
の跳馬終了後に大胸筋を痛めるなど満身創痍の状態ながら何とか凌
ぎながらの演技となる。
 
 特に最後の鉄棒では切れを欠いたものの着地だけはピッタリと決
めての優勝となった。

 今大会は結果的に同世代の田中との争いになったが白井健三が予選
では1位通過しただけでなく同世代の谷川航が2位、千葉健太なども
上位に入って第1班では6人中4人が白井達96年組が占めるなど世代
交代がありえるかとも思われた。

 しかし千葉は平行棒で落下し谷川も最終種目の鉄棒で伸びず13点
台に終わるなど全種目で14点台を出す事の難しさを実証した中で、
好調とは程遠いコンディションながらポイントをしっかり抑えてまと
める事ができる内村の凄さを今更ながら実感するものだった。 

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