goo blog サービス終了のお知らせ 

岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

「短歌研究」8月号:特集1・戦争と短歌

2012年07月29日 23時59分59秒 | 総合誌・雑誌の記事や特集から
8月。この月は日本にとって特別な時でしょう。言わず8月15日は「終戦の日」です。アジア太平洋戦争の終結の日です。日本人だけで310万人、アジアの諸民族では2000万から3000万人が犠牲になった大きな戦争でした。この戦争と短歌とは分かちがたい関係にあります。そう考えながら、この特集を読みました。 . . . 本文を読む

角川「短歌」6月号:「特集・挽歌」

2012年05月25日 23時59分59秒 | 総合誌・雑誌の記事や特集から
2011年の東日本大震災ほど日本人が「生と死」を考えるきっかけとなるものは、近年なかったでしょう。祈りに似た思いが日本各地で語られています。歌人はなにをどのように詠うのか。それが議論にもなって来ました。けれど事実の大きさと、事実の羅列になりやすいこともあって、なかなか「何をどのように」ということが明らかにならないと僕は思っています。短歌の「挽歌」という形式と伝統が、その答えの鍵のなるような気がします . . . 本文を読む

「短歌研究」5月号:「記録する文学としての短歌」

2012年04月24日 23時59分59秒 | 総合誌・雑誌の記事や特集から
「短歌研究」5月号の特集は、102人の男性歌人作品集。そのうち50人が短いエッセイを書いています。テーマは「記録する文学としての短歌」。震災詠を詠む人、詠まない人がいますが、過去の「記録詠」とエッセイに注目しました。・・・ . . . 本文を読む

角川「短歌」4月号:「特集 アンソロジーの功罪」

2012年03月29日 23時59分59秒 | 総合誌・雑誌の記事や特集から
アンソロジーは詞華集とも言い。複数の歌人の作品を集めた歌集です。例えば、「現代短歌秀歌100人」などというものがあります。僕の家にもアンソロジーが何冊かありますが、みなコンセプトが違います。何人の歌人を選ぶか、誰が選ぶか。問題があります。アンソロジーは広く読まれるものですから、アンソロジーに載った歌人の歌は残るものです。逆にいうと、アンソロジーに載らない歌人の名も作品も残らないことになります。さまざま問題があるようですが。 . . . 本文を読む

「角川短歌」2月号:特集・自然をうたう

2012年01月30日 23時59分59秒 | 総合誌・雑誌の記事や特集から
「(現代の詩に必要なのは)自然に目を向けることだ」と提言したのは、吉本隆明。岡井隆は「近代に目をむけよ」と言いますが、「短歌」2月号はまさにそういう構成になっていました。5人の論者がさまざまな角度から論じ、1人が「近現代の自然詠」を。また「若手歌人による近代短歌研究」の企画がありました。・・・ . . . 本文を読む