祭壇の前で礼拝、懺悔 読経などをして、
最後に回向します。
「我昔所造諸悪業(がしゃくしょぞうしょあくごう)
皆由無始貪嗔痴(かいゆうむしとんじんち)
従身語意之所生(じゅうしんごいししょしょう)
一切我今皆懺悔(いっさいがこんかいさんげ)。」
(回向)
「願以今日懺修諸功徳(がんにこんじつざんしゅしょくどく)
回向弟子的身返霊(えこうでしてきしんぺんれい)
冤親債主霊(えんしんさいしゅれい)
堂上祖先霊(どうじょうそせんれい)
及供養当地法界(ぎゅくようとうちほうかい)
一切有縁三曹(いっさいうえんさんそう)
家宅地霊(かたくちれい)
解怨釈結(かいえんしゃくけつ)
業障消除(ごうしょうしょうじょ)
復其元霊光明(ぶごげんれいこうみょう)
砕破惑障(さいはわくしょう)
覚悟無明(かくごむみょう)
往仏補処(おうぶつほしょ)
共成仏道(くじょうぶつどう)。」
「一切衆生と自己に浄妙心や仏戯楽などが授けられる」
華厳経を一部でも読誦したり 書写したり
聞くなどして
経文の 四句(16文字)を受持するだけで
功徳が得られるとされ、
以下の華厳経中の回向文を誦すのみでも加持が授けられ、
また「願一切衆生」の部分を「願我」として
自己に加持が授けられるように祈る事もできます。
「願一切衆生(がんいっさいしゅじょう)
念念滋生(ねんねんじしょう)
無量善法(むりょうぜんぼう)
成就無上(じょうじゅむじょう)
園林之心(おんりんししん)
願一切衆生(がんいっさいしゅじょう)
得不動法(とくふどうほう)
見一切仏(けんいっさいぶつ)
皆令歓喜(かいりょうかんき)
願一切衆生(がんいっさいしゅじょう)
楽法園苑(らくほうおんえん)
得諸仏刹(とくしょぶっせつ)
園苑妙楽(おんえんみょうらく)
願一切衆生(がんいっさいしゅじょう)
得浄妙心(とくじょうみょうしん)
常見如来(じょうけんにょらい)
神足園林(じんそくおんりん)
願一切衆生(がんいっさいしゅじょう)
得仏戯楽(とくぶつぎらく)
常善遊戯(じょうぜんゆうぎ)
智慧境界(ちえきょうかい)
願一切衆生(がんいっさいしゅじょう)
得遊戯楽(とくゆうぎらく)
普詣仏刹(ふけいぶっせつ)
道場衆会(どうじょうしゅえ)
願一切衆生(がんいっさいしゅじょう)
成就菩薩(じょうじゅぼさつ)
解脱遊戯(げだつゆうぎ)
尽未来劫(じんみらいごう)
行菩薩行(ぎょうぼさつぎょう)
心無疲倦(しんむひけん)
願一切衆生(がんいっさいしゅじょう)
見一切仏(けんいっさいぶつ)
充満法界(じゅうまんほうかい)
発広大心(ほつこうだいしん)
住仏園林(じゅうぶつおんりん)
願一切衆生(がんいっさいしゅじょう)
悉能遍往(しつのうへんおう)
一切仏刹(いっさいぶっせつ)
一一刹中(いちいちせつちゅう)
供養諸仏(くようしょぶつ)
願一切衆生(がんいっさいしゅじょう)
得善欲心(とくぜんよくしん)
清浄荘厳(しょうじょうそうごん)
一切仏刹(いっさいぶっせつ)。」
「自己の宿業が除かれ 善根の増長が得られる」
観世音菩薩に礼拝や供養を捧げて、
観世音菩薩の念仏を行ったり
「普門品」を読経するなどして 最後に回向します。
何遍も誦す。
「南無(なむ)
観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)。」
(回向)
「願此持誦勝功徳(がんしじしょうしょうくどく)
即蒙大士垂加被(そくもうだいしすいかひ)
消除自他宿現業(しょうじょじたしゅくげんごう)
増長我人勝善根(ぞうちょうがにんしょうぜんこん)
永劫恒存大士心(えいごうこうぞんだいししん)
遍界常行大士事(へんかいじょうぎょうだいしじ)
尽未来際作饒益(じんみらいさいさじょうやく)
普令有情無禍害(ふりょううじょうむかがい)。」