(画像はクリックされましたら拡大します。)
昨日からの続きです。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
【レオナルドの死後の話し】
レオナルドは、自分が死んだと思いました。
首を吊ったために、首の所が大変苦しく感じました。
しかし、自分は死んだのだから、痛くないはずだと思いました。
しかし、やはり痛いと感じました。
だから、自殺に失敗したのかもしれないと思いました。
そうすると次に、ものすごいスピードで、強い風が吹き込んできました。
何かに吊るされているようで、何回も何回も岩にぶつけられました。
肉体の骨と肉が、ボロボロに切り裂かれるようでした。
何回もぶつけられた後、今度は泥沼の中に落とされました。
泥沼の中に、息ができるか、できないかの所に沈められました。
レオナルドは、やっぱり自分は自殺に失敗したんだと思いました。
それは、大変な苦痛でした。
この中では、高笑いが聞こえ、下では、何かに吸われているような状態でした。
噛み付かれたり、引っ張られたり、大変な苦痛を味わわされました。
出たかと思うと、また壁に何回も何回も当てられました。
そんなことが、何年も続いたように思われました。
そんなある日、泥沼の中にいる時、目に見えない存在から、声が
かかりました。
「レオナルド、祈りなさい。
あなたが一番最初に祈った時のように、祈りなさい。」
と、言うのです。
そこでレオナルドは、幼い頃、母親と行った教会で、はじめて祈ったことを
思い出しました。
そして、その時のように祈りました。
すると、大きな手が自分をつかんだように思いました、
その後は、覚えていませんでした。
【レオナルドの前世の話し】
目が覚めた時は、丸太小屋の木のベッドの上に寝かされていました。
それは、とても居心地のよいベッドでした。
テーブルの上には、お茶とアーモンドが置かれていました。
大変お腹がすいていたので、そのお茶を飲んで、アーモンドも食べました。
すると、外から男の人が帰ってきました。
大変大きな男の人でした。
「もう、大丈夫ですか。」
大きな男の人は、レオナルドに聞きました。
レオナルドは、
「あなたのお茶とアーモンドを勝手に頂いてすみませんでした。」
と謝りました。
大きな男の人は、
「あなたを助けるには、大変苦労しました。
これから先は、私の役目ではないので、あなたの知っている人が迎えに
来るでしょう。」
と言いました。
レオナルドが外に出ると、彼の洗礼をしてくれたゴッドファーザー(教父)である、
フェロニモという人が立っていました。
レオナルドは、「フェロニモという人は、自分が自殺に失敗する、ずいぶん前に
死んだ人だ。」
と思いました。
そこで彼は、教父に、
「フェロニモさん、どうしてあなたが生きているのですか。」
と、聞きました。すると、
「レオナルド、あなたは自殺をして死んだのですよ。」
という答えが返ってきました。
レオナルドは、「ああ、やっぱり自殺したんだ。」と、そこで自覚がもてました。
フェロニモについていた二人の人も、やはり見たことのある、だいぶん前に
死んだ人でした。
レオナルドは、フェロニモに聞きました。
「どうして私は、こんな目に遭わなくてはいけなかったのでしょう。
生きている間、どうして働いても働いても、お金がもらえなかったんだろう。」
するとゴッドファーザーであるフェロニモが答えました。
「あなたは、前世はポルトガルのリスボンにいました。
大佐で、五人の部下を持っていました。
名前は、モンターナでした。」
レオナルドは、自分の通ってきた前生なので、
「ああ思い出した、思い出した。だんだんわかってきた。」
と言いました。
レオナルドは、自分の五人の子供が、リスボンにいた時の五人の部下だったことも
思い出しました。
妻はカルメンといい、肺病で死んだ今生の妻でした。
会社のボスであるカルロースも、前生で自分の上司であった、エルニケという、
政府の役人でした。
前生、モンターナであったレオナルドは、エルニケの下で働いていました。
エルニケは大変傲慢な人で、多くの民衆からお金を搾取しました。
レオナルドもそれを手伝い、多くの人からお金を取りました。
カルメンは大変贅沢な女性で、どこから集めてきたお金であろうと、構わず
使いました。
フェロニモは、話をつけ加えました。
「あなたが働いても働いても、お金がもらえなかったのは、前生で多くの人から
搾取したためです。
そのお金を、それらの人に返していたということです。
前生でもボスであったカルロースには、孫を含めて四十二人の子供がいました。
彼は、四十二人の子供たちに、すべてのお金を渡していました。
ということは、前生でエルニケであった時に、お金を搾取された人々が、四十二人の
子供や孫だったのです。
ですから、前生でお金を取った人に、今生では、お金を返していくということに
なります。」
レオナルドは、次に聞きました。
「私は自殺をした後、どうしてすぐに楽にならなかったのだろう。」
そうすると、フェロニモは、
「あなたには、五十四歳の寿命がありました。
しかし、四十二歳で自殺してしまったので、十二年間、泥沼のような
ところで暮らさなければならなかったのです。
その時は、誰も助けることができないのです。」
と、答えました。
レオナルドは、「だから高笑いが聞こえたりしたのだ。」と納得しました。
自殺をする時、生命とは反対の、破壊的な成分が生じます。
その破壊的な成分は、洗浄しなければなりません。
泥沼にいた時に、このような成分を栄養としている低次元の存在が、
下から吸い取っていたのです。
そして、祈りというのは、我々が
「万物が幸福でありますように
万物が幸運でありますように
万物が平和でありますように」
と祈った時には、すべての存在に届きます。
祈りが届いた時、地獄で苦しんでいる人々が、一瞬、楽になり、
ホッとひと息つけるのです。
我々一人一人が、大変なエネルギーを持っています。
そのエネルギーを、すべての平和のために向けた時、どんな力が
発揮できると思いますか。
大変、素晴らしい力です。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
ノーシスでは、香や聖水を使用して、その場や自身を清める事を重視しますが、
刺激的な臭いを伴うながらも、硫黄をいぶして、その煙を清めに使う事も
行われます。
以下、ノーシスの硫黄の洗浄の使用法です。
………
硫黄を用いる方法を使う時は、硫黄に話しかけ、心から願って行うこと。
用いる時は、「聖なる法により」という言葉を忘れないこと。
終わった後は、硫黄と自然界の精霊に感謝し、
「万物が幸福でありますように
万物が幸運でありますように
万物が平和でありますように」 (3回)
「アーオーム」(3回)
の祈りによって終了する。
【オーラの洗浄】
硫黄を燃やし、その煙でオーラの汚れを落とす。
お寺などで、お香の煙をあびたりしているが、本当に全身の汚れを払い落とし、
燃やすつもりで行わなければ効果はない。
【サイキック汚染の予防】
霊的汚染を受けそうな所、病院や墓地、繁華街に出かける前に、硫黄の粉で
靴の中に十字を描き、それを履いていく。
【家の中の洗浄】
家の中で、家族同士のケンカや口論があった時、そのネガティブなエネルギーを、
硫黄を燃やして洗浄する。
また、家やアパートを引っ越した時には、洗浄してから住むとよい。
空き缶に、釘などを使って沢山の穴を開け、そして缶を持つための取っ手をつける。
缶の中で、硫黄の粉を燃やし、その煙で家中のネガティブなエネルギーを燃やし、
空気を洗浄する。
………