コーランの「集団 (アッ・ズマル) 」を誦す事で 多くの善報が得られるとされ、
更に 自己の願望が叶えられるとされる。
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○集団
http://www.way-to-allah.com/jp/quran/39.htm
「この啓典の啓示は
偉力ならびなく 英明であられる アッラーから(下されたもの)である。
本当に 我は真理によって あなたに この啓典を下した。
それでアッラーに仕え 信心の誠を尽せ。
信心の誠を尽して仕えるのは アッラーに対し当然ではないか。
だが 彼を差し置いて(他に)保護者を求める者は
「私達が 彼ら(神々)に仕えるのは ただ 私達がアッラーの御側に近づくためである。」(という)。
本当にアッラーは 彼らの異なる点について 必ずその間を裁決なされる。
アッラーは 虚偽で恩を忘れる者を御導きになられない。
アッラーが子を持とうと御望みなら 御自分の創られるものの中から 望みの者を選ばれる。
彼に讃えあれ。
彼はアッラー 唯一にして(万有の)征服者である。
彼は真理をもって天地を創造なされ
夜をもって昼を覆い また昼をもって夜を覆わせ
太陽と月を服従させて それぞれ定められた周期に運行させる。
本当に彼は 偉力ならびなく よく赦される方である。
彼は あなた方を一つの魂から創り
それから その配偶者を創り
また 彼は 8頭の家畜を雌雄で あなた方に遣わされた。
彼は あなた方を母の胎内に創られ
3つの暗黒の中において
創造につぐ創造をなされた。
このように あなた方の主アッラーに大権は属する。
彼の他に神はないのである。
なのに あなた方は どうして背き去るのか。
もし あなた方が信じなくても アッラーは あなた方を必要とされない。
だが彼は しもべたちの不信心を喜ばれはしない。
しかし感謝するならば 彼は喜ばれる。
重荷を負う者は 他の者の重荷を負うことは出来ない。
やがてあなた方は 自分の主の御許に帰るのである。
その時 彼は あなた方の(現世における)行いのすべてを御告げになる。
本当に彼は (人びとの)胸に抱く事を 熟知なされる。
人間は災厄に会えば主に祈り 悔悟して彼に返る。
だが 恩恵が彼の御許から授けられると
先に祈った事を忘れて アッラーに同位者を配し
彼の道から(人びとを)迷わせる。
言ってやるがいい。
「あなたは 束の間の不信心(の生活)を享楽するがよい。本当にあなたは 火獄の仲間である。」
夜に眠らず目を覚ましている時に
サジダし あるいは立って礼拝に打ち込んで 来世に備え
また 主の御慈悲を請い願う者(がそうではない者と同じであろうか)。
言ってやるがいい。
「知っている者と 知らない者と同じであろうか。」
(しかし)訓戒を受け入れるのは 思慮ある者だけである。
言ってやるがいい。
「信仰する 我のしもべたちよ 主を畏れなさい。
現世において 善行をなす者には 善い(報酬)がある。
アッラーの大地は広いのである。
よく耐え忍ぶ者は本当に限りない報酬を受ける。」
言ってやるがいい。
「私はアッラーに 信心の誠を尽して仕えるよう命じられ,
また 私はムスリムの先達であるよう命じられている。」
言ってやるがいい。
「私がもし 主に背くような事があれば 偉大な日の懲罰が恐ろしい。」
言ってやるがいい。
「私はアッラーに誠を尽して仕えます。
あなた方は 彼を差し置いて 欲するものに仕えるがいい。」
言ってやるがいい。
「本当に失敗者とは 審判の日に 自らの魂と その家族を失う者である。本当にそれは明らかな失敗である。」
彼らの上は火の覆い 彼らの下も(火の)床であろう。
このようにアッラーは しもべに警告なされる。「しもべ達よ だから 我を畏(おそ)れよ。」
邪神〔ターグート〕を避けて 尊信せず悔悟して
アッラーの許に帰る者には 吉報があろう。
だから わがしもべ達に 吉報を伝えなさい。
御言葉を聞いて その中の最も良いところに従う者たちに。
これらは アッラーが導かれた者であり これらこそ 思慮ある者たちである。
だが 彼に対し審判があって 懲罰の御言葉が下った者を(誰が助けられよう)。
あなたは火獄の中にいる者を 救えるとでも言うのか。
だが 主を畏れる者に対しては 館の上に館の高楼(こうろう)があり その下には川が流れる。
アッラーの御約束である。アッラーは決して約束を破られない。
見ないのか
アッラーが天から雨を降らせられ それを地中に入らせて泉となされ
それから色とりどりの 植物を生えさせ
やがて それらが枯れて黄色になるのを。
それから それを乾かして ぼろぼろの屑になされる。
本当にこの中には 思慮ある者への教訓がある。
アッラーが 胸を開きイスラームとし
主からの御光を受けた者が同じであろうか。
災いなるかな アッラーの啓示を 頑(かたく)なに拒(こば)む者こそ 明らかに心迷える者である。
アッラーはこの上ない素晴しい言葉を 互いに似た(語句をもって)繰り返し啓典で啓示なされた。
主を畏れる者は それによって 肌は戦(おのの)き震える。
その時 アッラーを讃え 唱念すれば肌も心も和ぐ。
これがアッラーの御導きである。
彼は 御心に適(かな)う者を導かれる。
だが アッラーが迷うに任せた者には 導き手はない。
それで 審判の日の痛苦を顔に受ける者はどうであろう。不義者に対しては言われよう。
「あなた方が 行(おこな)って得た事(の罰)を味わえ。」
彼ら以前の者も(また啓示を)拒否した。それで思いもかけない方面から 懲罰が彼らに下った。
アッラーは現世の生活においても 彼らに屈辱を味わわせられる。
だが来世における懲罰は更に大きい。ああ 彼らがそれを知っていたならば。
また 我は各種の比喩(ひゆ)を 入びとの為に このクルアーンの中で提示した。
彼らが訓戒を受け入れればよいと思って。
少しも曲ったところのない アラビア語のクルアーンで
必ず 彼らは我を畏れる事(を知る)であろう。
アッラーは 一つの比喩(ひゆ)を提示なされる。
多くの主人がいて 互いに争う者と
ただ一人の主人に忠実に仕えている者と この2人は比べてみて 同じであろうか。
アッラーに讃えあれ。だが 彼らの多くは分らないのである。
本当にあなたは(何時かは)死ぬ。彼らもまた死ぬのである。
それから審判の日に あなた方は主の御前で 論争す(ることになり裁きを受け)る。
アッラーについて嘘を言い また自分のもとに真理が来ると これを拒否する者以上に 不義な者があろうか。
地獄には 不信心者への住まいがないとでもいうのか。
だが真理を(晒)す者 またそれを確認(して支持)する者 これらは正義を行う者である。
彼らはアッラーの御許で 何でも望むものを得られよう。これは善行をなす者への報奨である。
それでアッラーは 彼らの行いの最悪のものでも消滅なされ
彼らの行(おこな)った 最善のものをとって報奨を与えられる。
アッラーは そのしもべにとって万全(な守護者)ではないか。
だが 彼らは 彼以外(の神々)をもって あなたを脅そうとする。
アッラーが迷うに任せた(このような)者には導きはあり得ない。
アッラーが導く者を 迷わせる者は誰もいない。
アッラーは(その御意志を実現なされる)偉力ならびなき方であり 応報の主である。
もし あなたが 彼らに,「天地を創ったのは誰か。」と問えば
彼らは必ず「アッラー。」と言うであろう。
言ってやるがいい。
「それなら あなた方は考えないのか。
アッラーの他に あなた方の祈るもの達は
もしアッラーが 私に対し災厄を御望みの時 彼の災厄を除くことが出来るのか。
また 私に対し慈悲を御望みの時 彼の慈悲を拒否することが出来るか。」
言ってやるがいい。
「私は アッラーがいれば万全である。きちんと信頼しようとする者は 彼を信頼する。」
言ってやるがいい。
「私の人々よ あなた方の好きなように行(おこな)え。
私は(自分の役目を)行う。やがて あなた方は知るであろう。
40. 誰に恥ずべき懲罰が来るのか,また誰に永遠の懲罰が下るのかを。」
我は人びとのため 真理によってあなたに啓典を下した。
それで誰でも 導きを受ける者は 自分を益し
また誰でも迷う者は 自分を損うだけである。
あなたは 彼らの後見人ではない。
アッラーは(人間が)死ぬとその魂を召され また死なない者も 睡眠の間(それを召し)
彼が死の宣告をなされた者の魂は そのままに引き留め
その他のものは 定められた時刻に送り返される。
本当にこの中には 反省する人びとへの種々の印がある。
彼らはアッラー以外に 執り成す者を求めるのか。
言ってやるがいい。
「彼ら(邪神たちに)は何の力もなく また何も理解しないではないか。」
言ってやるがいい。「執り成し(の許し)は すべてアッラーに属する。
天と地の大権は 彼の有である。
やがてあなた方は 彼の許に帰される。」
アッラーだけが述べられると 来世を信じない者たちの心はうんざりする。
だが 彼ではなく他(の神々)が述べると 見よ 彼らは喜ぶ。
(祈って)言いなさい。
「おおアッラー 天と地の創造者 幽玄界と現象界を知っておられる方
あなたは しもべたちの間で 意見を異にすることについて 御裁きになる。」
たとい 悪を行う者が 地上のすべてのもの なお それに倍するものを所有し
審判の日における懲罰の苦難から 逃れる身代金にしようと思っても(無益である)。
その時 彼らが思い及ばなかった事が アッラーから 彼らに現わされよう。
彼らの稼いだ 沢山の悪事に出遭(あ)嘲笑していたものが 彼らを取り囲むであろう。
人は災厄に遭うと 我に祈る。
だが 我がそれを恩恵に変えると
「本当に 自分の知識によるものであった」と言う。
いや これも一つの試みである。だが 彼らの多くは理解しない。
彼ら以前の者も このように言った。
だが 彼らの稼いだものは 益する所などなかった。
そして 彼らの稼いだ悪い結果の数々が 彼らを襲った。
これで不義を行った者は その行いの悪い諸結果に やがて直面する。
彼らは (わが計画を)決して砕くことは出来ない。
彼らは アッラーが御望みの者に 糧(かて)を広げ
また引き締められる事を知らないのか。
本当にこの中には 信仰する民への印がある。
自分の魂に背(そむ)いて 過ちを犯した わがしもべたちに言え
「それでも アッラーの慈悲に対して絶望してはならない」
アッラーは 本当に すべての罪を赦される。
彼は寛容にして 慈悲深くあられる。
あなた方は 懲罰が来る前に 主に悔悟して帰り
彼に服従 帰依しなさい。
その(懲罰がやって来た)後では あなた方は助からない。
あなた方が気付かない中 突然 懲罰がやって来る前に
主から あなた方に下された最も善い(道)に従え。
魂がこのように言わないよう。
『ああ情ない わたしはアッラーヘ(自分の義務を)怠っていた。
本当に私は 嘲笑者の一人であった。』
または 『アッラーが私を 御導き下されたならば 私は必ず主を畏れたものを。』と言わないよう。
また懲罰を見た時 『私がもう一度(現世に)帰れるならば
私は必ず 善い行いをする者の一人になるであろう。』と言わないよう。
いやそうではない。確かにわが印は下ったのであろ。
だが あなた方は それを嘘であるとした。
そして高慢で不信心な一人となった。」
審判の日 あなたは アッラーに対し虚偽を語った者たちを見よう。
彼らの顔は黒く変るであろう。
地獄には 高慢な者の住まいがないと言うのか。
だがアッラーは 主を畏れた者を安泰な場所に救う。彼らは災厄に会うこともなく 憂いもない。
アッラーは すべてのものの創造者であり また すべてのものの管理者である。
天と地の鍵はアッラーの有である。彼の印を拒否した者こそ失敗者である。
言ってやるがいい。
「あなた方は アッラーを差し置いて 他に仕えるよう 私に命じるのか 無知な者たちよ。」
我は既にあなたに啓示した。
あなた以前の者たちに(啓示)したように。もしあなたが(邪神をわれに)配したならば
(現世における)あなたの行いは 虚(むな)しいものになり 必ず失敗者となるのである。
いや アッラーに仕えて 感謝する者となれ。
彼らは アッラーを正しい仕方では尊崇しない。
審判の日においては彼は 大地の すべてを一握りにし その右手に諸天を巻かれよう。
彼に讃えあれ。彼は 彼らが配するものの はるか上に高くおられる。
ラッパが吹かれると 天にあるもの また地にあるものも
アッラーが御望みになられる者の他は 気絶しよう。
次にラッパが吹かれると 見よ 彼らは起き上って見まわす。
その時 大地は主の御光で輝き (行いの)記録が置かれ
預言者たちと証人たちが進み出て 公正な判決が 彼らの間に宣告され
(少しも)不当な扱いはされない。
人びとは その行ったことに対し 十分に報いられよう。
彼は 彼らの行った すべてを最もよく知っておられる。
不信者は集団をなして地獄に駆られ 彼らがそこに到着すると 地獄の諸門は開かれる。
そして門番が言う。「あなた方の間から出た使徒は来なかったのですか。
(そして)主からの印をあなたがたのために読誦し また あなた方のこの会見の日のことを警告しなかったのですか。」
彼らは(答えて)言う。「その通りです。そして不信者に対する懲罰の言葉が 真に証明されました。」
(彼らは)「あなた方は地獄の門を入れ。その中に永遠に住みなさい。」と言われよう。
何と哀れな事よ 高慢な者の住まいとは。
また 彼らの主を畏れたものは 集団をなして楽園に駆られる。
彼らがそこに到着した時 楽園の諸門は開かれる。
そしてその門番は 「あなた方に平安あれ あなた方は立派であった。
ここに御入りなさい。永遠の住まいです。」と言う。
彼らは(感謝して)言う。
「アッラーに讃えあれ。彼は 私達への約束を果たし
私達に大地を継がせ この楽園の中では 好きな所に住まわせて下さいます。」
何と結構なことよ (善)行に勤(いそ)しんだ者への報奨は。
あなたは見るであろう 天使たちが八方から玉座を囲んで 主を讃えて唱念するのを。
人びとの間は公正に裁かれ 「万有の主 アッラーにこそ すべての称讃あれ。」
と(言う言葉が)唱えられる。