(ア字)
「諸仏妙法賢聖尊(しょぶつみょうほうけんせいそん)
直至菩提我帰依(ちょくしぼだいがきえ)
我以所修諸功德(がじしょしゅうしょくどく)
為利有情願成仏(いりうじょうがんじょうぶつ)。」
「願諸衆生(がんしょしゅじょう)
永具安楽及安楽因(えいぐあんらくきゅうあんらくいん)
願諸衆生(がんしょしゅじょう)
永離衆苦及衆苦因(えいりしゅうくきゅうしゅうくいん)
願諸衆生(がんしょしゅじょう)
永具無苦之楽我心怡悦(えいぐむくしらくがしんいえつ)
願諸衆生(がんしょしゅじょう)
遠離貪瞋之心住平等舎(がんりどんしんししんじゅうびょうどうしゃ)。」
「オン・マニ・ペメ・ウン。」(108遍誦す)
自己の目の前に 1000枚の花弁を持つ蓮華があり、
蓮華の中央に 金色の輝く「ア字」があり
(ア字)
「ア字」を中心にして 円周に沿って
「オン・マニ・ペメ・ウン」の眞言の文字が回転しており、
「ア字」が観世音菩薩に変成する様子を観じる。
観世音菩薩の全身から光が放たれ
自己の肉体を融解してゆき
自己が 観世音菩薩の心中に融合すると観じる。
自己が観世音菩薩として 一切の有情を照らし
また物の粒子が 形を変えつつも不増不減であり
執着も空性の中に消えてゆくものであり
一切の所為も 空性の幻化や游舞であり
無尽の大悲願行を現証すると観じる。
自己の肉体や精神も空性であり 法執を破除し
十二縁起法や四諦法もまた 空性であり
菩薩の求める智慧もまた空性であり
ついに大自在に至り
常楽我浄を 証入すると観じて誦す。
「ガテー・ガテー・パーラガテー
パーラサンガテー・ボーディー・スヴァーハー。」
(回向)
「願以此功徳(がんにしくどく)
普及于一切(ふきゅういっさい)
我等与衆生(がとうよしゅじょう)
皆共成仏道(かいくじょうぶつどう)。」
「忿怒姿のグル・リンポチェの加持を受ける」
(忿怒姿のグル・リンポチェ)
3遍誦す。
「諸仏正法賢聖三宝尊(しょぶつしょうほうけんせいさんぽうそん)
従今直至菩提永帰依(じゅうこんちょくしぼだいえいきえ)
我以所修施等諸資糧(がじしょしゅうせとうしょしろう)
為利有情故願大覚成(いりうじょうこがんだいがくじょう)。」
3遍誦す。
「願諸衆生永具安楽及安楽因(がんしょしゅじょうえいぐあんらくきゅうあんらくいん)
願諸衆生永離衆苦及衆苦因(がんしょしゅじょうえいりしゅうくきゅうしゅうくいん)
願諸衆永具無苦之楽(がんしょしゅうえいぐむくしらく)
我心怡悦(がしんいえつ)
願諸衆遠離貪嗔之心(がんしょしゅうおんりどんしんししん)
住平等舎(じゅうびょうどうしゃ)。」
目の前に 暗い赤色の逆三角形があり
三角形の頂点が 自分に向かっており
その三角形の上に 三角形があって
六芒星を形成しており
その中央に 暗い赤色の「ウン字」が光り輝いている様子を観じる。
「ウン字」が 忿怒姿のグル・リンポチェに変じ
忿怒姿のグル・リンポチェには 3つの眼があり
赤色の仏身で
五つの髑髏がついた冠をかぶり
胸の中央に 暗い赤色の「ウン字」が光輝き
左手に持つサソリの口より 9つに分かれた火焔が発されて
右手に持つ金剛杵より光が放たれ
火焔と光によって 六道の衆生の
障や悪縁 魔障などを浄化して
吉祥や安楽を得させる様子を観じつつ何遍も誦す。
「オン・アー・ウン
オン・アズィ・ナズィ・ナムパギャヴァディ
ウン・パッタ・アー・ウン・ウン・パッタ。」
グル・リンポチェの 胸の中央の 暗い赤色の「ウン字」が
自分の胸の中央に飛び込み
自他に グル・リンポチェの加持を授けていると観じる。
(回向)
「文殊師利勇猛智(もんじゅしりゆうもうち)
普賢慧行亦復然(ふげんけいこうえきふくぜん)
我今回向諸善根(がこんえこうしょぜんこん)
随彼一切常修学(ずいひいっさいじょうしゅうがく)
三世諸仏所称嘆(さんぜしょぶつしょしょうたん)
如是最勝諸大願(にょぜさいしょうしょたいがん)
我今回向諸善根(がこんえこうしょぜんこん)
為得普賢殊勝行(いとくふげんしゅしょうぎょう)。」
「眼光経」
「仏説眼光経(ぶっせつがんこうきょう)
両眼似金灯(りょうがんじきんとう)
水里眞安塔(すいりしんあんとう)
蓮華満蔵経(れんげまんぞうきょう)
千眼千手童子(せんげんせんじゅどうじ)
朦眼中点光明(もうがんちゅうてんこうみょう)
文殊菩薩騎獅子(もんじゅぼさつきしし)
普賢菩薩騎象王(ふげんぼさつきぞうおう)
南無(なむ)
ナゴラキンナラ
眼中悪血尽消磨(がんちゅうあくけつじんしょうま)
有人念得眼光経(うじんねんとくがんこうきょう)
生生世世眼光明(せいせいせいせいがんこうみょう)
毎日誠心念七遍(まいにちせいしんねんしちへん)
勝誦金剛一巻経(しょうしょうこんごういっかんきょう)
華厳海会仏菩薩(けごんかいえぶつぼさつ)
摩訶般若波羅密(まかはんにゃはらみつ)。」