宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

見えない針と糸で縫い合わせる

2008年05月31日 | Weblog
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080529-00000063-yom-soci

読売新聞社が17、18日に実施した年間連続調査「日本人」で、何かの
宗教を信じている人は26%にとどまり、信じていない人が72%に
上る事がわかった。

ただ、宗派などを特定しない幅広い意識としての宗教心について聞いたところ、
「日本人は宗教心が薄い」と思う人が45%、薄いとは思わない人が49%と
見方が大きく割れた。
また、先祖を敬う気持ちを持っている人は94%に達し、「自然の中に
人間の力を超えた何かを感じる事がある」という人も56%と多数を占めた。

多くの日本人は、特定の宗派からは距離を置くものの、人知を超えた
何ものかに対する敬虔さを大切に考える傾向が強いようだ。

調査は「宗教観」をテーマに面接方式で実施した。

死んだ人の魂については、「生まれ変わる」が30%で最も多く、
「別の世界に行く」24%、「消滅する」18%--がこれに続いた。

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わたくし個人の印象では、現在は特に「宗教」と言えば怪しげな
カルトや狂信者を連想させられるから、「宗教」と聞いてアレルギー反応を
起こす人、また単なる形式だけの宗教になってしまったから、以前に
入信していたが何らかの形で失望させられたから特定の宗教宗派から
離れたという事も少なくないように感じます。

わたくし自身特別信心深い家庭環境で育ったわけではないのですが、
正月には初詣、お盆やお彼岸や命日にはお墓参りをしたり、12月には
クリスマスを祝ったり、また何かある毎に「天に宝を積め」だとか、
「そんな事をしたらバチが当たる」とか言われながら育ってきました。
最近はもっと社会の中に唯物的な見方が広がっているかもしれませんが、
日本人にはもともと自然的な「信仰心」というものが根付いているように
思います。

アメリカでは現在新興キリスト教の発展が目覚しく、統計上毎週日曜日に
教会に足を運ぶ人の割合がヨーロッパなどに比べてもずっと多いので、
そうした統計の数字だけを見れば、「アメリカ人には宗教を信じる人が多い」
という事になりそうですが、近代西洋合理主義の中で位置づけられる宗教心と、
日本人の精神の中に自然的に根づいている宗教心では少し違います。

日本人の中に根づいている宗教心はしばしば欧米のキリスト教の中で
批判の対象となっており、日本的宗教観が「論理的ではない」というのが
その理由であるようなのですが、わたくしから彼らを見た場合、いつも
「彼らは人間の頭だけで宗教をしようとしている」と感じてしまいます。
尤も、今回のような数字的な宗教意識調査を行う場合は、西洋キリスト教的な
環境の方がはるかに行い易いだろうと感じますが……。


画像の方は少女雑誌「マイバースデイ」シリーズの中の「素晴らしい
恋や人との出逢いを約束するポストカード」です。
この絵の中の女性は「巡り会いの女神」アルクレピナで、見えない糸と
針で見えない服を縫って幸運を呼ぶ服を仕立てる役目を持っており、
月食の晩だけ恋人の天使と逢う事が出来るそうです。

この絵を飾っておけばステキな出逢いを招き、またポストカードとしても
使えるという説明ですが、この絵の裏面にある「41円切手を貼って」という
説明に時代を感じてしまいます。

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フルーツポンチ★レシピ

2008年05月30日 | Weblog
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フルーツポンチはチェリーやキウイ、バナナなどの果物が4~5種類
あれば簡単に出来てしまい、作る人によって使用する果物や種類が
若干違ったりもしますが、昨日は結城モイラ氏が提供されている
レシピを使用させて頂きました。

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(材料) 4カップ分

バナナ 2分の1本
リンゴ 3分の1個
オレンジ 1個
キウイフルーツ 2分の1個
桃(缶詰) 1切れ
さくらんぼ 4個
レモンの輪切り 4枚

シロップ (砂糖55g 水1と2分の1カップ レモン汁小さじ1)

(作り方)

①鍋にシロップの材料の砂糖と水を入れて火にかけ、砂糖が
溶けたらボールに移して冷まし、レモン汁を加える。

②オレンジは皮をむいて実を取り出し、大きな実は半分に
切って①に入れる。

③リンゴ、バナナ、キウイの皮をむいて1センチの角切りにし、
桃も1センチの角切りにする。
レモンは輪切り。
切った後は①のシロップに入れていき、よく混ぜる。

④それぞれのカップに③を入れて上にさくらんぼを載せ、
冷蔵庫で冷やして出来上がり。

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レシピの中では果物を混ぜる時のおまじない(画像向かって右)の
紹介がありましたが、今回は使用しませんでした。

またイタリア版フルーツポンチ「マチュドニア」では、白ワインや
キルシュを加えるようです。
http://recipe.gourmet.yahoo.co.jp/E305134/

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「あなたは、魔女かもしれない」

2008年05月29日 | Weblog
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2005年に出版された「魔女のメッセージ」という、画像の本があります。

挿絵や文体、内容などを見ると非常に現在的な感じですが、話題が魔法という
分野に留まらず、「本来備わったリズムや直感を生かして生きる」という事や
女性の何にも依存しない生き方についてまで自然的な文体で言及されていて、
興味深く感じました。

この本の中では、「魔女」に関心を抱く人の生い立ちの共通点として、

「子供の頃から想像力豊かで、おとぎ話を好んで本を読むのが好きであった事」
「自然や動物、植物を愛する人が多い。ペットを飼っている人も多い」
「自分が他人と違っていると思っていて、人に合わせる事に違和感を感じて
生き、大人になってからも何らかの創造的な領域に関心を持っている」

という点が挙げられていますが、そうした性質を持っていなければ、確かに
魔女に関心を向けないか、関心を持ってもあまり発展の可能性がないように、
個人的に感じられました。

この本の中では簡単に「魔女術」の基本の考え方について触れられています。
以下その中で個人的に特に関心を抱いた部分です。

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魔女術をマスターするには、勿論それなりの知識が必要です。
男女を問わず、勉強の過程があるのです。
護符の種類やその成り立ち、象徴として使われるシンボルの数々、古代
エジプトからギリシャまでの神話や、神々の系譜など。
(中略)

魔女術の場合は、その知識をベースに、プラス自分のオリジナリティを
どのように発揮していくか、という本当の勉強がそこから始まるのです。

古代エジプトではどういう魔術が行われていて、中世の錬金術でこれは
何の象徴だったかという事を知識としてきちんと持っているから、その
ベースの上に自信を持って想像力を積み重ねていけるのです。

自分で考え、思う事を実行するというのは、勝手気ままに何をやっても
良いよいうものではなく、それだけの知識を持ち、その結果が周囲に
与える影響と責任を自覚している事が前提になります。
(後略)

………

まず絶対の真理があり、それを学び、知るための過程がこと細かに定められて
います。
学校の勉強のように、手順やカリキュラムに沿って、学ばなければ
ならないのです。
時には学ぶためにも資格や条件が必要とされ、本人の意思以上に、血統や
家族関係が重視されるのも特徴です。

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この部分は所謂「護符」を作るという事について書かれたものですが、
「魔法」全般にも当てはまるように感じます。

この「オリジナリティの発揮」という事は、正しい学統のもとで学び、
本人の様々な資格や勉強の部分をクリアして、はじめて出来る事では
ないかと思います。

そういう意味では自分を正統と称しながら、真に資質や資格がなかったり、
不当に得た知識を使っていたり、正しい学統のもとで学んでいなかったり、
ただ受け売りを寄せ集めたり真似だけを行っているならば、ただの
「外れた自己流」になってしまい、真の「オリジナリティの発揮」
とはほど遠いものになってしまい、またその誰かの「自己流」を引き継いで、
誰かが新たに別の「外れた自己流」を編み出すという悲劇の連鎖が
避けられないと思います。

今はネットや本などで魔法に関する知識を容易に入手する事が
出来るようになり、誰でも知識さえ仕入れば出来るといった
印象を受けがちで、また場合によっては「誰でもここに加入さえすれば
神が絶対にあなたを正しく導かれる」といったような宣伝文も存在しますが、
この点はいくら強調しても、強調し過ぎという事はないように思います。

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「13番目の星座」と星の動き色々

2008年05月28日 | Weblog
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こちらも少女雑誌「マイバースデイ」の姉妹誌の昔の付録です。
小宇宙としての人間の大宇宙との対応を象徴する図ですが、
「宇宙と対話をはかりたい時に、この図を右手に持って高く
掲げていると、宇宙の波動が伝わってくる」という説明つきでした。)


90年代中頃、わたくしは未だ学生でしたが、書店の占いコーナーに
行くと、ほんの一時期「へびつかい座」という言葉を目にするように
なりました。

それを立ち読みしてみると、占星術の星座の中に新しく「へびつかい座」
というものが加わり、またその他に各星座の期間も変更され、誕生日に
よる生まれ星座の見方も変わる事になっていました。

それによるならば、わたくしの従来の生まれ星座も変わって
しまうのですが、何故か懐疑的な印象が強く残り、本は買わずに終わり
ました。

そうした本を出版していた側は、これから13星座占星術が主流・一般に
なると踏んでいたのでしょうが、それから少し時間が経つと、
「へびつかい座」という言葉さえ店頭で目にしなくなりました。

最近ネットでこの13星座占星術の誕生、その後の経緯に関して書かれて
いるのを見つけました。

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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%B8%
E3%81%B3%E3%81%A4%E3%81%8B%E3%81%84%E5%BA%A7


へびつかい座を星座占いに入れたいきさつは、次の通りである。

英国の天文学博士で作家のジャクリーン・ミットン(Jacqueline Mitton)が、
1995年に考案したのがはじまり。

彼女が、「星座占いができた約2000年前は黄道上の星座は12個だったが、
現代天文学に基づく星座区分では黄道上に13個の星座がある。
これを使用した占星術を利用すべき」と発言した事が発端となり、
へびつかい座を含めた13星座占いが考案された。

だが、これを聞いた鏡リュウジやルネ・ヴァン・ダール・ワタナベといった
日本を含め世界の著名な占星術師は、彼女が占星術反対派の立場である事、
またその発言に占星術に対する悪意が感じられた事(考案がイギリスの新聞
『デイリー・テレグラフ』に掲載された冗談記事)を察知し、この事に対し
否定的な立場をとっている。

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また「へびつかい座」関連とは別に、少女雑誌「マイバースデイ」の
姉妹誌などに寄稿されていた占星術師の岩間リュウ氏のコラムを偶然
見つけたのですが、老齢になってもその人が美しく若々しく活躍出来るかは、
ホロスコープで見て金星ではなく、知性を象徴する水星の動き方に
表れるという、興味深い説を唱えていらっしゃいました。

http://homepage3.nifty.com/Ryu_Iwama/clumn01.htm



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「アイスクリームのための戦い」

2008年05月27日 | Weblog
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70年代にルネ・ヴァンダール氏によって書かれたエッセイです。

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例としては適切ではありませんが、ベトナム戦争の新聞でレポートで、
こんな話を読みました。

山の上に孤立してしまった小部隊に食料と弾薬を大型ヘリコプターで
補給します。
兵士達の士気を鼓舞するために、本国から空輸してきたアイスクリームを
定期的に送り届けるのだそうです。

その孤立した山の上の陣地に、戦略上よほどの重要性があるのでしょう。
危険を冒してやってくるヘリコプターから本国製のアイスクリームを
もらって、自分達の果たしている任務の大事な事を確信するのでしょう。
その山を文字通り死守する事になるのだそうです。
そんな風にして人間が殺し合いを続けるなど、戦争とはまことに罪深い
ものです。

人生の闘いの場でも、孤立してしまってなおその陣地を死守しなければ
ならない事があります。
贅沢な物資の投下によって士気を鼓舞する事も大事な事かもしれません。
しかし、自分がもう一人の自分を斥候に出して、もっと大きく戦局を
見させたり、あるいはより高所から、その戦いそのものの意義を考えて
みたりする事ももっと大事な事です。
戦闘が激しくなるほど、全体は見え難いものです。

(中略)

人生は確かに闘いです。
しかしそれは人を傷つける戦争であってはならず、自分自身のうちなる
闘いでこそあらねばなりません。
流れに押し流され、孤立した、無意味な陣地を死守するために、
口当たりの良いアイスクリームをたっぷりと与えられ、あるいは自分で
自分に与えて、その無意味な闘いを続け、しまいには大局を失い、
アイスクリームが欲しいためだけに戦うようになっている事はないでしょうか。

(後略)

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「闘い」という事ではないのですが、最近偶然「珍しい特別なアイスクリームがここで
なら手に入る」という類の宗教宣伝に引っかかってしまった人の独白を目に
しました。

アイスクリーム(に似たもの)を受け取る事で、本当は自分がただ利用される
だけなのですが、真剣であればあるほど、宣伝が巧妙であるほど、中々気づき
難い面があるようにも思います。

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「消えた占い師の部屋」

2008年05月26日 | Weblog
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わたくし自身はこれまで経験がありませんが、何処かの御店に入って何かを
手にして出、数日後にそこに戻るとその御店が存在した形跡が一切なく、
ただ手にしたものだけが手元に残っているというような話を、時折耳に
します。

少女雑誌「マイバースデイ」では80年代末から数年にかけて毎年夏に
納涼的企画として、読者から寄せられた神秘、怪奇の体験談を集めた
雑誌が増刊されていましたが、その中に掲載された話しです。

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私が友達と原宿に遊びに行った時の事です。
ふと8階建てのビルの7階にある、「あなたの未来、占います」の看板が
目に留まりました。
占い好きの私達は、早速入る事にしました。
そこは雑居ビルで、色んな会社が入っています。
なぜこんな場所に占いの店が…などと考えながら、階段を昇っていたら、
8階まで来てしまい、慌てて7階に戻りました。

7階は何となく他の階と雰囲気が違っていて、静かで、随分古い感じでした。
占いの部屋は、右手置くの56号室にありました。

ドアを開けると、女の人が一人、座っているきりでした。
一人2千円ずつ払うと、その人はカードで占ってくれました。

私は「24歳で運気は好転するが、それまでは死にたいと思うような事が
立て続けに起こる」と言われました。
そして私に♠Aのカードをくれたのです。
私は何だか不愉快になって、友達を引っ張って急いでビルを出ました。

歩き出してスグ、同じクラスの子二人とバッタリ会いました。
そこで私は、あの「あなたの未来を占います」の看板を指し、今そこで占って
もらった事を話しました。
ところが、彼女達はあのよく目立つ赤い看板が見えないというのです。
私と友達はからかわれているのだと思い、4人でもう一度その部屋に
行ってみる事にしました。
ところが……。

7階の56号室のドアを開けると、そこは普通の会社で、社員が働いて
いるだけだったのです。
7階の部屋全部を探しましたが、どこもみなオフィス。
通りがかりの人に聞いても、占いの部屋など無いと言うのです。
じゃあ、あの占い師は……?

けれど決して夢なんかじゃないのです。
だってあの♠Aのカードは、今でも私の手元にあるのだから。

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「博多へ行くなら新幹線」
http://jp.youtube.com/watch?v=lsFNVz2T5MA

以下某所からのコピペの話しです↓

………

ゆうべは嫁と白味噌のみそラーメンが売りの、うまさ爆裂している
某店に行ってきたわけですが。

嫁は前日親不知を抜いたばっかで、気の毒にも健気にラーメンを
すすりつつ顔を傾けてチャーハンをんくんく噛んでたですよ。

で、俺らの隣のテーブルにブラジル人らしき家族が座ったと思いねえ。
注文の時に

ブラ「ミソハ、ナニ?」
店員「アカミーソ、シロミーソ(ガイジン口調)」
ブラ「…一番オイシイノ」
店員「ハカータラーメンデース」

ここらへんで俺も限界を迎えつつあったのだが。

ブラ「ミソがオススメじゃないんデスカ?」
店員「そうデース」
ブラ「普通に話してイイデス」

嫁を見るとチャーハン吹いてたw

勿論俺は博多ラーメン食べてきましたおっとw

………
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女神ジュノーの月

2008年05月25日 | Weblog
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80年代に書かれた、某西洋占星術家のエッセイからです。

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カレンダーをビリビリッと一枚破ると、6月になりますね。
もう6月、まだ6月、あなたはどちら派ですか?
いずれにしても、もう一年のうちの半分が過ぎてしまいます。
あなたの計画は順調に進んでいますか?
そろそろ挫折しそうなら、今のうちに修正しておきましょうね。

さて、日本では梅雨の時期にも重なり、ちょっぴりユウウツな
月なのですけれど、ヨーロッパでは6月の結婚はとっても縁起の
良い事とされています。
6月を英語読みするとJune、これはローマ神話の中に登場する
女神ジュノーの名前をもじったもので、ジュノーは女性の守り神。
幸せな結婚や出産、そして家庭がうまく治められるようにと
守ってくれる、優しい神様なのです。
こんな事から、6月に結婚すると、女神に守られた素晴らしい
結婚になるという縁起が生まれ、「ジューン・ブライド」という
言葉も誕生したわけです。

将来あなたがウェディングベルを鳴らす季節はいつかな?
今のうちから6月の花嫁に憧れているあなたは、こんな意味が
あるんだナっていう事を憶えておいてね。

今月は、優しい女神ジュノーの加護がもらえるように、可愛らしい
エプロンを一枚買って、家のお手伝いに励んでみて下さい。
きっとあなたの事を天からジュノーが見守っていて、将来ステキな
愛に巡り合える様にと導いてくれるでしょう。

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これは十代の少女を対象に、6月のために書かれたエッセイですが、
少女達に家の手伝いをする事に関心を向かわせるように導く意図も
若干含んでいるように感じました。

「マイバースデイのオンライン通信販売」では、昔販売していたグッズの
一部の復活販売が行われていますが、画像のかなり昔の
一時期に通信販売されていた「12星座の星座マーク入りエプロン」の方の
復活はさすがにないだろうと思いつつも、こうして家事の手伝いに関心を
向けさせていた点はさすがと感じます。

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「光の門の彼方の世界」

2008年05月24日 | Weblog
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80年代に出版されたルネ・ヴァンダール氏の本からです。

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ギリシャや古代文明の栄えた国々にはみんな立派な白魔法の学校が
あり、これらの学校の門柱の上には、

「この門に入る者は、ただ光のみを負うて来たれ」
とか、
「真に学ぶ意義について知らざる者は入る事あたわず」
というような言葉が掲げられていました。

「ただ光のみを負うて来たれ」という意味は、世俗的な富や名声に
わずらわされる事なく、真にただ一人の人間として、無一物の
生まれたままの自分に立ち返り、ただ輝かしい理想と未来を
照らす光だけを背に負うて、学びにいらっしゃいという事です。

また、「真に学ぶ意義について知らざる者は」という意味は、
学問というものは、単に世の中を渡ってゆく技術を学ぶという
事ではなく、いかに人間らしい心と心の触れ合いのある人間を
作ってゆくかにかかっている、という事がわからない者は、
入学しないで下さいという事なのです。

確かに、数学や英語をねじりハチマキで頑張って勉強しても、
受験に失敗すると、金属バットで両親を殴ってしまうようでは、
何のための学問かという事になりますね。

今、学園暴力が話題になっていて、あなたの学校でも一つや
二つはそんな傾向が見られると思います。
受験指導員と成り果てた先生と学問と社会に対して、疑問いっぱいの
生徒との間に断絶が起こるのは当たり前です。

数学の問題を解くのは人より倍かかっても、道端に咲くたんぽぽを
踏まずによけて通る心の持ち主の方がずっと尊いように思います。

神秘学の学校では、学業ではなく「業学」、すなわち、実際に行う事を
先にして、後からそれを学問で充足するという、のんびりしたやり方を
します。
だから、落ちこぼれというような事はないのです。
しかも世の中に出てからの実力は、絶対にガリ勉型の人にも負けません。
何しろ業が先に立ってますから、生きてゆく上ではむしろ、根性が
出来ているという事が言えるでしょう。

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何とかの神示だとか、どこか別の所や本で読んだような教祖の霊的体験自慢、
秘伝大売出しが当たり前のようになっている今の時代、
「この門に入る者は、ただ光のみを負うて来たれ」
「真に学ぶ意義について知らざる者は入る事あたわず」
といった言葉は却って新鮮な響きを持って聞こえてしまいます。

古代の各地に点在した神秘学のスクールに入学出来たのは少数の、
一握りの人間であったようですが、現在かつてないほど人口が増加した
からと言って、入学出来る資格や資質を持った人間の数が大きく増加
したという事ではないと、個人的に思います。

色々な宗教団体の宣伝を見かけますが、「ここに入って指導を受ければ誰でも
成就できる(特別になれる)」とか、「教祖は、私はこんなにも偉大である」
「特別な秘伝を与えている」というような宣伝を大きくやって人(客)集めを
やっているような所は、誰でも絶対に避けるべきであると思います。

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「魔女のタンゴ」

2008年05月23日 | Weblog
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画像の方は、こちらも少女雑誌マイバースデイの姉妹誌の付録で、
「幸運を呼ぶためのシンボル」と紹介されていました。
悪夢を見た後や、胸騒ぎがする時はこのシンボルを手にとって胸に
当て、不運を跳ね返すように祈って下さい、という説明つきでした。

♪魔女のタンゴ

お誕生日に ステキなパーティ
ちょっと気取って 踊りましょう
マゴ マゴ マジョ マジョ 魔女がいる
マゴ マゴ マジョ マジョ 魔女はだれ
「魔女がマーチ舞い踊る!」
楽しいパーティ  ハチャメチャ
ハチャメチャ  メッチャンコ
楽しいパーティ  ハチャメチャ
ハチャ メチャ  メッチャンコ


ちなみに、ルネ・ヴァンダール氏が教えられている「魔法使いの役割」
とは以下のようなものです。

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「魔」という文字は、「日常の生活を超えた神秘なる力」という意味を
持っています。

魔法使いと呼ばれる人々は、地上に住んでいる人達の為に、自然界の
精霊達の中に潜む悪い力を抑えて、またこれから先に起きるであろう事柄を
予告して、彼らを平和に、安全に導いて行かなければならないのです。

そしてそのためには、ありとあらゆる学問を身につけていかなくては
なりません。
いかなる場合においても、「強欲」、「虚栄心」を捨てて、常に冷静な目で
ものを見て判断し、対処しなければならないのです。

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古代エジプトの人間錬金術

2008年05月22日 | Weblog
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画像の方は昔、少女雑誌「マイバースデイ」の付録についていた
もので、その説明によれば、これは「エジプトのファラオ」を象徴する
もので、人気運を高めたい時、自信・勇気を持ちたい時に、
これを10秒間まばたきせずに見つめた後に胸のポケットにしまっておく、
という事でした。
古代エジプトで、後世にこのように「おまじない」として使われる
事は想像も出来なかったのではないでしょうか。

ある人類学者の話では、幾つかの古い王の棺は、全く盗掘されていないにも
関わらずミイラだけが見当たらない事があるとの事です。
掘り返された跡もなく、墓の中の豪華な副葬品も一切失われておらず、
ただ棺の中のミイラだけが見当たらない……。
それを見ると、「ファラオの遺体がこつ然と消え去ってしまった」としか
言いようがないそうです。

色々と神秘的なエジプト文明ですが、80年代に出された雑誌の錬金術に
関する記事の中で、エジプト文明と黄金の関わりについて書かれて
いました。

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1922年、エジプトの王家の谷で発見された第18代王朝時代(紀元前
14世紀)のファラオ、ツタンカーメンの墓は、世界に大きな衝撃を
与えた。
18歳で死んだこの王の名は、歴史的には全く現れていない。
墓の規模も、他の王に比べれば極めて貧弱だった。

ところが奇跡的に盗掘者の目を免れた副葬品は、当時のファラオの
生活の豪華さと、彼らが死後の生に寄せていた並々ならぬ渇望を
ものの見事に明かしてくれたのだった。

特に注目されるのは、金製品の量だろう。
装飾品や器物だけではない。
椅子やベッドなど、日常使われていたとおぼしい家具さえも金の
薄板で覆われている。
そして石棺の中には、二重の金張りの棺が収めてあり、その内側の
純金製の第三の棺の中に王のミイラが眠っていた。

ミイラ自体も頭部から胸にかけての部分に純金製の見事なマスクを
かぶり、手・足の指の一本一本に金のサックがはまっている。

しかしこうした金製品を、ファラオの富と権力の産物と見るのは、
果たして妥当であろうか。

(中略)

太陽は天上に輝く黄金の円盤ともみなされた。
太陽の肉体の一片――地上の黄金は、まさにファラオの霊威を
発現させる呪物として相応しかった。

更に黄金は、不死信仰ともからみ合う。
エジプト人の死生観によれば、死体から飛び去った魂の半分は
再び死体に戻り、永遠に生き続けるはずだった。
ミイラを製作したのはこのためだが、ファラオの棺に使用された
多量の黄金は、この腐食しない金属の防腐効果が期待されて
いた事を伺わせるものである。

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エジプト文明と黄金は切り離せないものですが、こうした多量の
金製品の出土に関して、当時の王族の権威の象徴とする見方も
ある一方、こうした「遺体の防腐効果の期待」という見方もあり、
面白く感じました。

彼らの死生観や神秘主義と黄金が密接に結びついていたのは間違いないと、
個人的に思います。
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