「宝帯陀羅尼経」における
各宝帯大明眷属明句を 受持したり 他者に教えたりする事で
守護や息災が得られ 刀杖や悪毒などを害を被らず、
悪友も自然に離れてゆくとされます。
以下 宝帯大明眷属明句の1つです。
「爾時(にじ)
夜摩天子(やまてんし)
亦随喜宣説宝帯大明曰(やくずいきせんせつほうたいだいみょうわつ)
シャドヤテダン・ラスタリ・プラドゥステ・ルビラカルネ
ガンビーレ・ドゥレ・ドゥレ・ダセナ・ムチ・ムチ
サーキャラージャー・サンティム・スヴァスティ
イヤナーム・カルミ・ママ・ラクサ・クル・スヴァーハー。」
「最行気の修練」
最行気は味覚を司る気であり、
身体の中央をまっすぐ貫く霊的脈管の 胸の中心部に
白色に輝く「ウン字」がある様子を観じ
中央の霊的な脈管の支流が 舌先にまで通じているのを観じ
鼻孔から息を吸いつつ
心の中で「オン。」と誦しながら
気が 舌先から 脈管に流れ込むのを感じ
それから 息を吐きながら
霊的脈管から舌先に 気が流れるのを感じながら
心の中で「ウン。」と誦します。
ここまでを1セットとして 何度も繰り返します。
「文殊師利所説般若波羅蜜経」
「文殊師利所説般若波羅蜜経」を一部でも
読誦したり 他者に教えたりする事で
無量無数の衆生の宝珠を布施して得られる功徳よりも
なお多い功徳や阿羅漢果が得られるが
もし この経文を謗るならば
前記の功徳とは反対の量の悪果を得るとされます。
以下 「文殊師利所説般若波羅蜜経」の一部です。
「仏言(ぶつごん)
善男子(ぜんなんし)
汝亦不応作如是意(にょやくふおうさにょぜい)
此欲界(しよくかい)
此色界(ししきかい)
此無色界(しむしきかい)
何以故(かにこ)
不可得故(ふかとくこ)
世尊(せそん)
欲界欲界性空(よくかいよくかいしょうくう)
乃至無色界無色界性空(ないしむしきかいむしきかいしょうくう)
空中無説(くうちゅうむせつ)
我亦無説(がやくむせつ)
世尊(せそん)
修般若波羅蜜(しゅはんにゃはらみつ)
不見上不見不上(ふけんじょうふけんふじょう)
何以故(かにこ)
世尊(せそん)
修般若波羅蜜(しゅはんにゃはらみつ)
不取仏法(ふしゅぶっぽう)
不捨凡夫法(ふしゃぼんぷほう)
何以故(かにこ)
畢竟空中無取捨故(ひっきょうくうちゅうむしゅしゃこ)
仏告 文殊師利(ぶっご もんじゅしり)
善哉善哉(ぜんざい ぜんざい)
汝能如是説深般若波羅蜜(にょのうにょぜせつじんはんにゃはらみつ)
此是菩薩摩訶薩印(しぜぼさつまかさついん)
文殊師利(もんじゅしり)
若善男子 善女人(にゃくぜんなんし ぜんにょにん)
非於千万仏所(ひおせんまんぶっそ)
深種善根得聞此法(じんしゅぜんこんとくもんしほう)
乃於無量無辺仏所(ないおむりょうむへんぶっそ)
深種善根(じんしゅぜんこん)
乃得聞此甚深(ないとくもんしじんじん)
般若波羅蜜(はんにゃはらみつ)
不生怖畏(ふしょうふい)
文殊師利復白仏言(もんじゅしりぶびゃくぶつごん)
世尊(せそん)
我承仏威神(がしょうぶついじん)
当更説甚深般若波羅蜜(とうこせつじんじんはんにゃはらみつ)
仏告文殊師利(ぶっごもんじゅしり)
善哉善哉(ぜんざい ぜんざい)
恣聴汝説(しちょうにょせつ)
文殊師利白仏言(もんじゅしりばくぶつごん)
世尊(せそん)
若不得法生(にゃくふとくほうしょう)
是修般若波羅蜜(ぜしゅはんにゃはらみつ)
何以故(かにこ)
諸法無有生故(しょほうむうしょうこ)
若不得法住(ひゃくふとくほうじゅう)
是修般若波羅蜜(ぜしゅはんにゃはらみつ)
何以故(かにこ)
諸法如実故(しょほうにょじつこ)
若不得滅(にゃくふとくめつ)
是修般若波羅蜜(ぜしゅはんにゃはらみつ)
何以故(かにこ)
諸法寂滅故(しょほうじゃくめつこ)
世尊(せそん)
若不得色(にゃくふとくしき)
是修般若波羅蜜(ぜしゅはんにゃはらみつ)
乃至不得識(ないしふとくしき)
是修般若波羅蜜(ぜしゅはんにゃはらみつ)
何以故(かにこ)
一切諸法如幻如焔故(いっさいしょほうにょげんにょえんこ)
世尊(せそん)
若不得眼(にゃくふとくげん)
是修般若波羅蜜(ぜしゅはんにゃはらみつ)
乃至不得意(ないしふとくい)
是修般若波羅蜜(ぜしゅはんにゃはらみつ)
若不得色乃至法(にゃくふとくしきないしほう)
不得眼界(ふとくげんかい)
色界(しきかい)
眼識界(げんしきかい)
乃至不得法界(ないしふとくほうかい)
意識界(いしきかい)
是修般若波羅蜜(ぜしゅはんにゃはらみつ)
若不得欲界(にゃくふとくよくかい)
是修般若波羅蜜(ぜしゅはんにゃはらみつ)
乃至無色界亦如是(ないしむしきかいやくにょぜ)
世尊(せそん)
若不得檀波羅蜜(にゃくふとくだんはらみつ)
是修般若波羅蜜(ぜしゅはんにゃはらみつ)
乃至不得般若波羅蜜(ないしふとくはんにゃはらみつ)
是修般若波羅蜜(ぜしゅはんにゃはらみつ)
若不得仏十力(にゃくふとくぶつじうりき)
四無所畏乃至十八不共法(しむそいないしじうはちふくほう)
是修般若波羅蜜(ぜしゅはんにゃはらみつ)
何以故(かにこ)
内空故(ないくうこ)
乃至無法(ないしむほう)
有法空故(うほうくうこ)
世尊(せそん)
若得生住滅(にゃくとくしょうじゅうめつ)
非修般若波羅蜜(ひしゅはんにゃはらみつ)
若得五陰(にゃくとくごいん)
十二入(じうににゅう)
十八界(じうはちかい)
非修般若波羅蜜(ひしゅはんにゃはらみつ)
若得欲界(にゃくとくよくかい)
色界(しきかい)
無色界(むしきかい)
非修般若波羅蜜(ひしゅはんにゃはらみつ)
若得檀乃至般若(ひとくだんないしはんにゃ)
若得仏十力(にゃくとくぶつじうりき)
乃至十八不共法(ないしじうはちふくほう)
非修般若波羅蜜(ひしゅはんにゃはらみつ)
何以故(かにこ)
以有得故(にうとくこ)
世尊(せそん)
若善男子 善女人(にゃくぜんなんし ぜんにょにん)
聞此甚深般若波羅蜜(もんしじんじんはんにゃはらみつ)
不驚不疑(ふくふぎ)
不怖不退(ふふふたい)
当知是人(とうちぜにん)
久於先仏深種善根(くおせんぶつじんしゅぜんこん)。」