Field・Finder -野鳥写真へのいざない-

主に各地の里山環境にて撮影した野鳥写真です。
オオタカ生態写真の完全保存版 『里山オオタカ物語』 のデータを販売中!。

生態写真撮影法

2023-01-22 09:03:38 | 写真

今週は、記録的な寒さになるそうなので、オオタカの観察はしたいが、外出は控えようと思っている。 これから繁殖行動が活発になっていくが、交尾行動の撮影法を記載してみたいと思う。

交尾の撮影には、まず♂♀の区別ができる必要がある。 ♀が居る場所に♂が飛んで来て行動が始まるので、まず♀を見つけファインダーに居れて待つ。

このとき必ず近くに♂が居るので、気付かれないように静かに動かずに待つ。 ♂が飛ぶと同時に♂♀が鳴き始めるので、声と同時に連続シャッターを押す。 そのうち♂がフレームに入って来るので、しばらくシャッターを押し続ける。で、写真が撮れる。

交尾が終わっても、しばらく♂♀が並んで休んだりするので、そのシーンも撮る。 だが気を付けなければならないのは、♀の背に♂が乗ったからと言って交尾ではない。 ちゃんと成立した写真でなければ生態写真にはならない。 他のブログで交尾と称する写真を時々見るが、成立していない写真が多々ある。 気を付けよう。

ちなみに、撮影にはブラインドなどの必要はない。 ブラインドなど張るとかえって警戒する。 いつも観察しているようにブラっと気楽に居ればよい。 緊張していると伝わるのでのんびりとすること。

なお、何度も書いているが、彼らはこの時期最も警戒心が強い。 ストレスを与えない様十分注意をする必要がある。 それが守られなければ、悪質写真家と言われてしまう。

野生生物のありのままの行動は、伝えるべきだと思っている。 それにより研究が進んだり、若い世代に興味を持ってもらったり、多くの人が驚いたりしてほしいと思っている・・・・。

不成立

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする