先週は複数のオオタカ営巣地で観察を行った。 交尾の声を確認し、♂の波状ディスプレイ等を観察して、季節は少しずつ進んでいるように感じた。 しかしながら、10年位前と比べると、人の目を意識してか、明らかにオオタカの行動が目立たなくなってきている。 まるで忍者のようだ。
また、営巣状況も不安定になり、ペアが代わるケースが多い様な気がする。 ここ数年の観察で、繁殖初期から抱卵までの繁殖途中に、ペアの相手が代わった件数は、
●成鳥♀ → 幼鳥♀に代わったケース:2件
●成鳥♀ → 若い成鳥♀に代わったケース:1件
●成鳥♂ → 若い成鳥♂に代わったケース:3~4件
である。
例の森も昨年の行動と全く違う。♀が同じなので1月に居た♂から、別の♂に代わったようである。
このように、安定した営巣地がだんだん少なくなっている事、そして隠密行動化が進んでいる事が、少し気になっているところである・・・・。
見張りの枝から飛び去る♂。新しい♂に替わったようだ。
営巣林を飛ぶ♂。
林にとまるハイタカ。
金柑?をくわえて飛ぶオナガ。