UNDERWATER

水面下で秘密裏に行われる話題をチョイス!

りかいに苦しむ

2017-03-29 09:48:27 | 水の中
台湾に調査に行ったり、戻ってきてからもいろいろと
海に行けない事情(時化もあったけど)があり、気が
付けば、真崎に2週間も入っていませんでした。

こりゃイカん!と思い、サビハゼの現状も気になって
いたので出かけてきました。

エントリーすると春濁りっぽい感じがありましたが、
それも7mを過ぎた辺りで雰囲気が変わり、まずまず
の透明度でした。

しかし、驚がくしたのは、サビハゼの産卵床の状況
でした。

以前も、こんなシーンに遭遇したことがありました
が、何をどぉ考えると、こんなことになってしまう
のかが、理解できませんでした。

安定した産卵床には、定量的にサビハゼが産卵する
ので、定点観察が可能になりますが、不安定な場所
には産卵はしません。
もちろん、この海は私の所有物ではありませんので
何方でも好きに潜っていただいて結構なのですが、
ルールやマナー、節度や畏怖の念は忘れないでいた
だきたいです。
辛うじて、1カ所はペアがいたので、この後も産卵
や卵守りの観察は、継続してできると思いますが、
他はリカバリーが難しいのかなぁって感じです。

きっと、私のやっている事にも多くの批判や意見が
あると思いますが、だからと言って、あの人為的に
動かされた産卵床は、ダイバーとして、自然観察者
として、写真を撮影する者として許される行為では
ありません。
多分、来シーズンはこんな悲しい気持ちになりたく
ないので、対策は講じます。

残念ながら...です。

誰でも、こんなシーンを観察したいと思いますが、
それを多くの人と共有したいと思えないのは、残念
意外の何ものでもありません。
もちろん、故意にやったのでは無いと思いますが、
その行為の結果が、みんなの笑顔に繋がらないこと
が分からないのは、無知の上の愚行です。

っと、力んでも始まらないですけどねぇ。(笑)