

透明「虚(ウロ)というのは、念のカスみたいなモノ
というのはさっき話したよね

灘「はい

透明「どんな人でもこの虚は存在していて
自分の自信と目標をもって虚と
闘っているんだ

もともと虚は、成功をもたらす念を
試す存在として、虚を駆逐するだけの
信念が試されるいわば試練のようなもの

ちなみに灘さん

例えば、成功者と言われる人の念が10
とした場合

そこから出る虚はどれくらいあると
思う

灘「えっ

0とか1とか

透明「なるほど

何事もすんなり行っているように
見えるよね

でもね、成功者と言われる人でも
念が10なら虚は3

これが成功の資質といわれているんだ

灘「そんなにあるんですか


透明「そうだね


成功するであろう資質を備えた人でも3

通常の念であれば10に対して5は虚がでる

体験した灘さんだから、単純に数字じゃない
良い答えだと思うよ

それじゃ~これを、時間で考えてみようか

灘「時間ですか

透明「うん

行動しているとするよね

そのAさんは、成功の資質をもって
目標をクリアするために10ヶ月の時間を
費やす予定で頑張っている

しかし、その目標をクリアするために色々と
悩み不安を募らせ虚と闘いながら頑張るけど
虚が3発生している段階で、物事は3ヶ月
遅れると考えた方が良いものなんだ

これは単純計算だけど、これにもっと虚を
溜めてしまえば、もっと遅れたり邪魔が
入ったりして気持ちが保たずに計画ごと
白紙に戻るなんてこともある

灘さんの場合、夢が自分自身のことだから
灘さんの気持ちを揺り動かすような出来事が
邪魔をしたりするんだ

灘「それじゃ~、あの夢は・・・。」
透明「もちろん、お父さんじゃ無い

あれも虚によるもの

まあ、虚が夢に影響したものを
昔から夢魔(むま)とも言うんだけどね

灘「・・・・・私・・・お父さんに
失礼なことしちゃった・・・・

自分の不安をお父さんのせいに・・・

透明「ストップ

それは、さっきまでの灘さん

今の灘さんは、違うはずだよね


灘「・・・先生・・・ありがとう・・・

人が人として自分自身を見立て、
自信と不安の中から何かを得て行く・・・。
人生のバランスはそんな単純かつ複雑な
計算で成り立っているのかもしれない

次回、ファイナル

灘さんが決意します


続く・・・。
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