


ぞろぞろと、お坊さんに連れられ奥の院を
進んで行く私と不思議な生き物・・・。
進んで行く私と不思議な生き物・・・。
透明「あれ
」

突然先頭のお坊さんが方向転換

中橋を降り、奥の院の裏手に回る・・・。
怜「・・・疲れた・・・
」

透明「おいおい
まだ、大して歩いていないだろ
」


怜「う~っ・・・
」

何故、同じ師匠に育てられてここまで差がでるんですか



怜「はぁ
・・・運動嫌い・・・。」

透明「い、いや
こんなの運動の内に入らないんですけど
」



怜「着いた・・・
」

透明「ゾクッ
」

な、なんだ
今、一瞬・・・。


坊A「着きました
こちらが樹院様でございます
」


坊B「我々は、周りを囲み経を唱えますので、
樹院様との交信をお願いいたします
」

透明「あ、あの~っ
」


坊E「はい、何でしょう
」

透明「私は、ただ樹院様と交信しお話すれば良いのですか
」


怜「違う・・・。」
透明「へっ
」

怜「最近、樹院様・・・元気がないみたいなの
」

透明「・・・・え~っと、それじゃぁ~
その元気の無い
原因を探れということなのか
」

原因を探れということなのか


怜「・・・そう・・・。」
あの~っ
そんな大事なこと、今言うんですか


透明「はぁ~
・・・なにも聞かされていない上に、

準備もしていないんですけど・・・
」

怜「透明なら大丈夫
・・・・だと思う ・・・。」

透明「・・・最後の方、何か不安要素バリバリの言葉が
付け足されていたように感じたのですが
」


怜「・・・気のせい・・・・
」

透明「はぁ~
」

そんなやり取りをしている内に、先ほどまで案内してくれた
お坊さん達が、樹院様を取り囲み経を唱え出す

透明「(しかし・・・何でこんなに大がかりなんだ?
ただ、交信を試みるだけならここまでしなくても・・・
)」
ただ、交信を試みるだけならここまでしなくても・・・

嫌な予感しかしないんですけど・・・

怜「・・・グッジョブ
」

透明「使いどころ間違ってるよ
・・・はぁ~
まあいいや




それじゃぁ~やってみましょうか
」

私は、樹院様と呼ばれる巨大な菩提樹の前に歩を進める 

続く ・・・。







https://guardian-jewelry.com/
ポチしてくれると励みになります

応援よろしくお願いします

↓ ↓
にほんブログ村ランキング
↑ ↑
応援ボタン2箇所
ポチッとよろしくお願いします

