房総 ・暴走 ・また坊僧 ・・・・9
透明「・・・お前、本当に忘れたの」
怜「自分と関係ないことは、覚えておかない主義」
透明「はぁ~~~っ・・・天国の先生ごめんなさい」
怜「むっ・・・何で透明が謝るの・・・。」
透明「だったら、後でちゃんと先生に謝っておくんだぞ」
怜「うっ・・・・わかった・・・」
透明「さてと、お坊様方もこちらに来てください
今は、樹院様から障気は出ませんので」
結界僧達が、集まってくる・・・
坊C「・・・やはり、樹院様は呪われているのですね」
透明「皆さんは、樹院様から障気が漏れているのを聞いて
集まられたのですね」
坊G「はいでも、なぜ」
透明「確かに、これだけの規模の仏閣なら、人が大勢しても
おかしくないですが、それでも、結界を張る修行を
された方がこれだけそろっているお寺はありませんから」
された方がこれだけそろっているお寺はありませんから」
坊A「仰るとおりです」
坊B「しかし、樹院様はやはり・・・。」
透明「皆さんのような優秀な方々でも、視ただけでは
分からないかもしれません」
坊D「というと」
透明「この菩提樹は、最初から受難樹境の儀のために
植えられたモノです」
all坊「」
坊H「受難樹境とは」
透明「かなり昔からの呪術の様なものです
正直、私も見るのは初めてなのですが・・・。
此の地この時、永劫とす然らば地は血をもって
境界をしき、受難・災い・災害をおさめる器を
奉りて五色の繁栄とするものなり
境界をしき、受難・災い・災害をおさめる器を
奉りて五色の繁栄とするものなり
だったかな」
坊J「」
透明「つまり、樹院様は最初からこの地に降りかかる
厄災を一手に引き受ける器として奉られていたのです」
坊K「なっ」
坊D「」
透明「正直に言うと・・・腹立たしいです
この菩提樹は長い間、この地を一人で護ってきた・・・。
本当に苦しかったと想います
何百年と身体を成長させ、器を大きくしてまで
この地を護ってきた樹院様の気持ちを考えると
いたたまれなくなる・・・
それでも、限界はあります
今の樹院様は、体内に邪気と障気を溜めすぎていて、
器からこぼれ落ちるほどパンパンになっている・・・。
器からこぼれ落ちるほどパンパンになっている・・・。
だから、樹院様から障気が漏れ出しているんです
先ほどの樹院様の暴走は、解放される日が来たと思って
気が抜けたのだと思います
それだけ、樹院様は苦しんでおられるのかもしれません」
all坊「・・・・・。」
怜「・・・かわいそう・・・」
透明「とにかく、このままでは樹院様が死んでしまいます
それに、何百年と溜めた邪気や障気も解放されてしまう
何とかしなければ」
次回、呪解準備です
続く ・・・。
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