



しばらくして、落ち着いた加苅さんが
口を開く・・・

加苅「す、すみませんでした
・・・取り乱して・・・
」


透明「良い懺悔でしたよ
自分を謀っていない言葉は、

そうそう出るモノじゃない

少しは変われたんじゃないですか
」

加苅「あっ
・・・そういえば、少し軽くなったような・・・
」


透明「霊としての懺悔は、この土に縛られている
楔としての後悔を外してくれるものですから
楔としての後悔を外してくれるものですから

でも、まだ行ってはダメですよ

説法は終わっていませんからね
」

加苅「は、はい
今、少し自分が地獄に行っても、

罪を償う気持ちになっていました・・・

不思議なモノなんですね・・・あんなに
怖かったのに
」

透明「まあ、その気持ちは大切だけどね

さて、次は加苅さん自身の業がどれほどのモノか

知っておきたいんだ
」

加苅「でも、それって、どうすれば・・・
」

透明「簡単だよ
そろそろいいですよ~
」


加苅「
」

加苅さんの後方から、光が漏れだす・・・

加苅「あ、あなたは
」


守護「加苅の守護霊をしていた者です

この度は、加苅がご迷惑をおかけしました
」

透明「いいえ
それよりも、加苅さんの業って、

どれほどのモノなんでしょう
」

守護「はい
・・・この子の業は、仕事で得てしまった

業よりも、名騙りの業の方が深くて・・・。」
透明「やっぱりそうでしたか
」


加苅「ど、どういうことですか
」


透明「加苅さんが霊能師として仕事をしていた時、
成功と失敗が半々と言っていたでしょ

そうなると、現実的に救われたと思っている
人もいたワケですよね

上手く行かない人には、何だかんだ言い訳を
つけていたようですし・・・

正直、褒められたことではないですけど、
結果としては、業はそれほど深くなかった
のかもしれないと思ったんです
のかもしれないと思ったんです

ただ、最初に加苅さんが私を騙そうとした時、
あなたは神様の名を騙った・・・。
私に騙ったことは、私がその場でつぶしたので、
問題はないと思いますが、あの口調を考えると、
生前も、神様の名を騙っていたのではないかと、
危惧していたんです
」

加苅「あっ・・・
」

透明「加苅さんが名騙りをしたのって、どれほどなんですか
」

守護「はい
・・・正確には2回ほど・・・。

神様をにおわせていたのは11回ほどですが、
その時は、神様の名を出していないので、
業にはなっていないようです・・・。」
透明「なるほど
・・・そうなると、ちょっと厄介だなぁ~
」


加苅「・・・・・神様の名を騙るのは、そんなに・・・
」


透明「まあ、絶対の禁忌だよね

特に、力が少しでもあるものなら、特にマズい
」

加苅「うっ
」

透明「名騙りも二通り
ひとつは、自分自身が神として
存在すること
もうひとつは、神様からのメッセージと
言って、名を利用すること

存在すること

言って、名を利用すること

神様からのメッセージとして名を利用するというのは、
本当に何らかのメッセージを受け取り、それが神様と
勘違いしているものもあるから、その場合は、
さほど問題はないのだけど
確実にメッセージもないのに、

神の名を騙り、自分の言葉を相手に押し付けるような
ことがあれば、それは名騙りとして罪になるんだ
」

加苅「わ、私は、ちゃんと言葉をいただいた気がしていたんですが
」


守護「それは、妄想です

自分の頭に浮かんだ言葉を神の言葉としていたんです
」

加苅「えっ
そ、そんな・・・。」


透明「加苅さん
メッセージというのは、本当に言葉として
頭に響くものなんですよ
」

頭に響くものなんですよ

加苅「それじゃぁ・・・
」

守護「もちろん、全てが全て、妄想では無く神様以外の方、
つまり、その方の守護霊様や低級霊などの言葉を
メッセージとして受け取っていたこともありますから、
問題となっているのは、2つだけなんです
」

加苅「そ、そうなんですか・・・
」


透明「まあ、どちらにせよ、2つの大きな大業は
持っているということですよね

ちなみに、守護霊様

その時のこと、少し聞かせていただけませんか

それと、騙った神様の名前も
」

守護「分かりました
」

次回、名騙りが明らかに ・・・。
続く ・・・。







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